「孫や子の代にツケを回すな」は正しくない(自民党 安倍晋三)
先日、自民党の安倍晋三元首相が「日銀は政府の子会社だ」と述べたことがネットでニュースとなっています。
実は安倍さんは、2021年7月にも日銀が政府の子会社ということを話しています。そのことについて、2021年7月16日 横浜市での街頭演説でれいわ新選組の山本太郎さんは次のように話しています。
(2時間1分40秒頃~)
山本太郎:
つい最近の話ですけどもテレビ番組で安倍前総理が出てきまして、こんな発言をされています。どういうことを言ってるか。コロナが長期化しているから思い切った経済政策やったほうがいいよっていう風に、ちょっとご意見されてるんですね。これ、地方の講演の時のお話なんですけど、ちょっとご紹介したいと思います。テレビ画面そのまま引き抜いてきたんで、字幕読みますね。
200兆円もの金を出したっていう話で、国債発行だから孫の世代に負担がかかるだろうって言う人いるけど、それ間違ってるよってことを安倍前総理が言っている。
日銀が国債を買い取った場合には、お金を借りているのは政府ですよね。で、政府はお金を貸してくれている日銀に対して利息を払う。利息が日銀に入りますよね。日銀にそのお金が入った後どうなるかったら、日銀の必要な諸経費を差っ引いた上で国庫に戻るんですよ。
政府が日銀にお金を払います。日銀で諸経費を差っ引いたらそのお金は国庫納付金として政府にまた戻るって話なんです。親会社-子会社、アガリが出たら親会社にそれを渡しますっていう仕組みになっている。安倍さんそういうこと言ってるんです。
つまりは何か。日銀が国債を買い取るということは、事実上国の借金を日銀が支払っていることになる。日銀が国債を買い取る部分は、借金と呼ばれていたとしても財政への負担がない。だから、孫へのツケ回しじゃないですよって話をしている。これ正しいんです。間違ってない。
続けます。先ほどの安倍さんの講演の内容です。
一般的には皆さんの銀行の預金とかを使って(国債を)買っているようなテレビ報道とかされてますけど、あれ違いますからね。安倍さんが言っています。借りてきてるんじゃないよ。金、刷ってんだ。
政府の借金とは何かってことについて安倍さんは話してる。「新しいお金が誕生して世の中に出ていく」っていうだけの作業なんだよってことを説明してんですね。
先ほど私が説明したとおりです。孫や子の代にツケを回すなは正しくないんですよということを地方の講演で安倍さんがしゃべってる。
副作用があるから気をつけなきゃいけないよ、お金作りすぎてみんなにばらまいたら当然世の中にお金が回りすぎてお金の価値が下がっちゃうっていう問題が出てくるね。インフレが進み、円の価値が下がっちゃうっていう可能性がある、副作用として考えられる。
安倍さんわかってるんですよ。大きなショット、現金給付ですね、大きなショットを出して国民の生活を支えていくっていうことを、総理じゃないのにこういうことをやっていった方がいいってアピールされているんです。自分の時にやっとけよって話なんですけどね。残念ながらやられたのは10万円の1回こっきりの給付と2枚のマスクだけですから。今、総理でもない立場で、もっと金出していけって、選挙の前になったら元気になるってどういうことやねんっていう。
自分が7年間も総理やってたんだから、徹底的に金出すことできるってわかってたのにやらなかったってことですよ。だから次また権力とってもやりません。別の人にやらせた方がいい。
冒頭で紹介したニュース記事によると、安倍さんは「(国債は)満期がきたら返さず借り換えて構わない。心配する必要はない。」と語ったそうです。それならどうしてコロナ禍に苦しむ国民を更なる一律給付金などで救わなかったのでしょうね…。
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