ACCA試験についての説明とスケジュール
ACCAは受験のために要件があります。
とはいえ、実質的には無いに等しいです。
USCPAよりも遥かに受験のためのハードルは低いです。
大学を卒業した方であれば、ほとんど要件を満たすことになります。
大卒の要件を満たさなくてもご安心ください。
Foundation levelというところから開始することになりますが、
実質的にACCA試験と同じ勉強をして、受験資格を得るだけですので、あまり問題になりません。
受験要件を満たすと、ACCAは13科目の試験に合格する必要があります。
卒業した大学や学科によっては科目免除も受けられる可能性があります。
13科目と聞くと多いように感じますが、科目同士で重複した内容も多く、思ったほど1科目毎のボリュームは大きくありません。
科目は入門科目が3科目、基礎科目が6科目、応用科目が4科目(内、2科目は選択)となります。
従って、入門科目から着実にステップアップしていく試験です。
合格に3年程度かかると言われていますが、これは日本の会計士資格や米国会計士試験と比べて特別に長いものではありません。
合格点は100点満点中、50点です。半分が出来れば合格します。
1科目あたりの合格率は高いものは85%であり、平均的には50%程度のため、それぞれの難易度はそこまで高くありません。
努力すれば合格できる試験です。
入門と基礎科目は概ね選択式問題によります。
英語による記述力などが弱い人でも十分に合格します。
ネイティブでない世界中の受験者も多い試験なので、英語力のビハインドはさほど問題にならないように作られています。
IFRS会計、財務、コーポレートファイナンス、税務、法務、管理会計、経営など幅広く最新の経営課題への理解を問われる、非常に実用価値のある試験です。
科目の合格は、上級レベルの科目になってから7年以内に全科目を合格をしないと、合格した科目が失効しますが、とても長い期間があるので、マイペースに勉強が進められます。
最初の4科目の試験はOn demandで日本でいつでも自宅で受験可能です。
それ以外の試験は四半期に一度、日本では全てリモート受験で自宅で受験できるようになっています。
勉強時間は1科目につき、50時間から300時間と考えられます。
3か月に1科目ずつ合格していくことを考えると、平日は一日2-3時間程度、
土日に5-10時間程度の勉強で合格することになりますので、無理のないペースになります。
そして、順調に合格していけば、3年程度で全ての科目に合格することになります。
3年で合格しなくても安心してください。
科目合格の期限は上級科目で7年ととても長いですから、合格しなかったら何度でも何度でも挑戦すればよいわけです。
以上がACCAの試験の概要になります。
科目数は多いですが、USCPAよりも途中で挫折する人も少なく、取り組みやすい試験だと思います。
学習内容も興味深いものが多く、楽しいという方も多いです。
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