脳出血で倒れた母の経過2

母の記録を残しておきます。
母といっても義母なのですが、私にとっては実の母親のような方です。
嫁と姑のいざこざはよくお聞きしますが、結婚して十数年、毎週のように遊びに行き、喧嘩どころか、一度も険悪になったこともない、
とても私を大事にしてくださるお義母さんです。そんな母が1日でこのような事になってしまうなんて。。
原因は持病であった高血圧症でした。

今の母は、身体の麻痺はほとんどなく自由に歩き回れる程に回復したのですが、
音声発話障害(失語)と高次脳機能障害(注意力、失行、失認、遂行)に問題がある状態です。
失語の程度はかなり重く、母が何を言っているのか全く分かりません。こちらの会話も理解できてません。電話での会話は常にお互いに一方通行なのです。また簡単な文字の読み書きさえも出来なくなっています。
この先、どうやってコミュニケーションをとっていけばいいのか…
絵カードとか、絵を認識する事ができれば、伝えたい事少しは伝わるかな?とか考えてます。

でも思考や記憶はしっかりしていて、もちろん感情もあります。認知症とは完全に違います。
頭で考えてることが行動に移せなかったり、言葉に出来ない感じでしょうか。

可哀想なのは母がそれを認識している事です。
今はまだ現実を受け入れる事が出来ず、
絶望感で毎日泣いてばかりいます。
テレビは分かるけど付け方がわからない。
電話も分かっているけど、自分で操作する事ができない。
ほとんどの事が自分で出来ないのです。
すれ違う看護師さんの腕をつかみ、すがり身振り手振りなんとかお願いする日々のようです。

せめて面会に行けたらいいのにと思います。
毎日会いにいくのに。
早くコロナが収束することを祈る毎日です。

母の言葉集

母:かわいいね〜
先生が〜
わかくてぇ〜
かわいい〜ね〜
やらしい先生が
とっても良くしてくれてるねん
私:何をお世話してもらったん?(笑)

母:mikoちゃん、浮気してたやん?
私:へ?(笑)

母:先生が英語をいっぱい言うてくれるので〜
後ろから看護師さんの声で
看護師:僕英語はしゃべれませーん(笑)

時々こんな、感じで会話になるときもありますが、ほとんどは考えている事とはまったく違う単語がポンポンと出てくるので理解してあげる事が出来ていません。
つらいです…

会話パートナーの資格とろうかな…

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