眠り姫

冬の朝ほど布団から出られない。

これこそ自分との闘いだ。

冬眠できるならしてみたい。

そう思うほど、眠りに執着したい。

隣に娘が寝てる。
人肌の温もりが更に眠りを誘う。

まどろみに溶けていたい。

きっと自然な死はこうやって
迎えるものなんだろう。

うとうとと寝て、そのままあの世へ。

こんな発想さえしてしまう
恐ろしき真冬の布団。

飛び起きる程の楽しいイベントでも
考えるかな。



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