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カンヌ国際映画祭「クィア・パルム 短編賞」受賞監督とのディスカッション、急きょ決定!|Purple Screen SPECIAL EDITIONのお知らせ

映画を通じ、ジェンダーについて視点を交わす「Purple Screen(パープル・スクリーン)」。今週5月24日(日)の夜には、2017年のカンヌ国際映画祭でクィア・パルム 短編賞を受賞した『アイランズ(原題:Les îles)』(日本未公開)を特別上映する予定なのですが、なんと急きょYann Gonzalez(ヤン・ゴンザレス)監督と直接意見を交わせる場も持てることになりました!日本ではここでしか見れない性的な欲望にまつわる幻想的な物語。フランス映画における事情などリアルな話も聞ける貴重な機会となります。

🎬Purple Screen とは?
毎週日曜日に開催にする、映画やテレビを「ジェンダー」の観点から議論し、共に考えたり学んだりしたい人たちの集まりです。自分の意見を述べたり、他の人の意見に耳を傾けたり。ジェンダー問題にメディアがどのように光を当てることができるのか?を理解できるよう、メンバー間での意見交換の場を作ることを目的にしています。とはいえ!あまり難しく考えず、お酒でもおつまみでもつまみながら、映画の話をしましょう。きっと楽しいはず!

REINGのメンバーが週替わりでテーマを設け、そのテーマに関連の深い映画をピックアップ。Amazon PrimeかNetflixで視聴できる作品を中心にしているので、事前に視聴した上で参加してもらう仕組みになっています。その作品たちを鑑賞して感じたこと、考えたこと、気づいたことをジェンダーやセクシュアリティの視点から対話。これまでも、女性の体、マイノリティ、ジェンダー平等などの問いに対して、様々な意見を交わしてきました。

本来は、都内にあるコミュニティスペース「REING Living」にて開催を予定していましたが、現在新型コロナウイルスの影響もあって、オンラインでの開催をメインにしています。オンラインでもオフラインでも、「自分の声が届くこと」「人と視点と掛け合わせること」を大切にこの場を運営しています。

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情報を受け取ること、個々に発信することもとても大切なことですが、それ以上に、一人ひとりが考えていることや感じたことをシェアし、お互いの言葉を交わし合うことが、個々の存在を尊重し合うということ、多様性を受け入れるという体験に繋がると考えています。そのため、私たちのイベントでは何か「答えを出すこと」を目的にはしていません。勿論、差別に当たる発言や他人を拒絶することは参加姿勢として断固お断りとしていますが、「個々に意見は違うもの」という前提のもと、共に考え、様々な視点を持ち帰ることを重視しています。

回を重ねるごとに、年齢や人種や性別を問わず様々なバックグラウンドを持つ人々が参加してくれるようになり、少しずつこのイベントが成長し始めています。

最近では、海を越えて参加してくれる方や、本イベントのコンセプトに共感してくれた海外の映画制作チームの協力で、日本未公開の映画を特別公開するだけでなく、ディスカッションにも直々に参加してくれる機会を設けることもできるようになりました。過去には、フランス発のトランスジェンダーの物語『恐怖に咲く姉妹(原題:Terror, Sisters!)』(2019)を上映し、監督、俳優、プロデューサーの制作チームとの質疑応答を交わしました。日仏のジェンダー観の相違やトランスジェンダーを取り巻く表現について、多岐にわたって意見をかわすことができた貴重な時間でした。

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そして今回はなんと、2017年のカンヌ国際映画祭で映画祭でクィア・パルム 短編賞を受賞した『アイランズ(原題:Les îles)』(日本未公開)を特別上映できることになり、さらにYann Gonzalez(ヤン・ゴンザレス)監督がフランスから参加してくれることになり、その背景やこの作品に込められた想いを直接聞ける時間となります!

フランスにおける性的意識に影響を与えるイメージ、作品を制作すること、この作品に込められた想い、映画業界に求められること、などリアルな事情を聞けたらと思っています。皆さんから質問もできますので、是非投げかけていただけたらと思います。

<今週のテーマ>
ファンタジー:あなたの欲望のすべてが表現できる世界
・罰か受容か。妄想を現実にしたらどうなるのか?
・私たちの性的意識に影響を与えるイメージのほとんどが男性によって作り出されていることを考えると、性欲に対する男性の視点に反対することはできるのでしょうか?

『アイランズ(原題:Les îles)』(2017)

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登場人物たちが愛と欲望のエロティックな迷路の中をさまよい、濡れた夢と明晰な悪夢の境界線を曖昧にしながら、不気味で官能的なステージパフォーマンスが欲望の波紋を送る物語。

注意:今週セレクトする映画にはヌードや性行為のシーンが含まれています。このような表現に抵抗がある方はスキップしていただき、また次回のイベントに参加してください。

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翻訳・字幕制作・通訳を、このPurple Screenに参加してくれているメンバーが担ってくれており、言語についても安心して参加できるようになっているので、ぜひお気軽にチェックしてみてくださいね。

本作品はおよそ25分間となっています。事前に映画の視聴をしてからの参加になりますので、当日の午前中頃までに申し込みをしていただく形がいいと思います。では当日、お会いできるのを楽しみにしています!


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