Project Elixirが炎上してリポジトリをアーカイブ化した件。

自分が翻訳をやったカスタムROMでもある、Project Elixirがとある事をやっていた件で炎上からのリポジトリがアーカイブ化しました。
炎上をしたキッカケはROMの内部に強制的にdataとストレージ、eSIMをwipeしてしまうコードが入っていたという件です。
Source

問題となっている箇所

このコードは寄付者向けの機能をクラックした場合に発動するもののようで、一般的な使い方をしているユーザーであれば一切被害を受ける事はありません。

何故クラックをした者への制裁が悪になったのか?

クラックを行なう事自体がよろしくはないのですが、重要なのは同意もなしに勝手にデータをすべて消し去るという事が炎上のポイントとなったようです。その他にオープンソースではあるもののソースを公開していない箇所が存在していたらしく、Project ElixirのメンテナであろうともJenkins経由でのみのビルドになるためコミュニティで特定のコードや成果物を確認する事もできない点も問題だったようです。

Project ElixirのROMを使っているユーザーはクラックを行なっていないとしても、アプローチの面では危険なので注意はした方が良いかもしれません。
Source2

…普通に使ってれば問題ないんだけどね。

Project ElixirのTelegramでは

昨日に公式からメッセージがあったようです。自分なりに翻訳した奴載せておきます。間違ってたらすまん。

さて、重大発表です!

過去2年間、皆さんと共にコミュニティを築けてとても楽しい時間を過ごさせていただきました。そして、必要なときにいつでも私たちをサポートしてくださったユーザーの皆様にとても感謝しています。
私たちはすでに謝罪をしましたが、ユーザー方々からは私たちの主張を理解していません。それが問題と思っていません。

誤った情報を流すのは自由です。
ですが、この2年間の私たちのプロジェクトを支えてくれたユーザーたちには流行に流されたり、現実を知らずに盲目的に憎んだりするのではなく、自らでファクトチェックする事をお願いしたいです。
今のところ、プロジェクトは完全に終了しており無期限でROMの一般公開をする予定です。私たちと一緒にいてくれて本当にありがとうございました。

注意: Elixirのプロジェクトをサポートした事のあるユーザーで、無償アップデートを希望する方はいつでもご連絡ください。あなたのデバイスが正式にアクティブ化されている必要があります。

Regards,
Team Elixir

Project Elixir公式Telegramから引用

Source3

…純粋にソースで公開してなかったってのは誠意がないなって話でもあった。公式でGSIをリリースしている数少ない所でもあったので終了してしまったのは惜しいと思えました。Project Elixirの派生となる存在が生まれる事があったときは、この件のように悪意と思われてしまっても仕方がないコードを入れてない状態かつクリーンで完全にオープンな物であって欲しいと思います。


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