Wubiを使って安全にデュアルブート環境を構築する

デュアルブートの環境にしようとしたらパーティションをぶっ壊した、ブートローダーをぶっ壊したなどの問題が起こる可能性があるのでムズい奴です。
ですが、Windows上で簡単にデュアルブート環境を作るツールが存在します。

それがWubi

Windows-based Ubuntu Installerの略でWubiです。
インストールのウィザード上で設定をするだけでUbuntuや派生がインストールできてしまいます。UEFIもしっかりサポートしているので今のPCでも問題なく使用できます。


インストール

WubiをGitHubからダウンロードします。
ダウンロード

ダウンロード後にexeを実行でWubi使ったOSのインストールを行なう作業を開始します。

インストールドライブ

OSをインストールしたいドライブを指定します。
Windowsを入れてないストレージも指定できます。

インストールサイズ

インストールするOSで使う容量になります。
色々やるなら多めに設定するのが無難です。

デスクトップ環境

インストールするOSの種類を選択します。
これは自分のお好みで、中の人はXubuntuを使ってます。動作が軽快なので。

言語

OSで使う言語設定です。
基本的に変更する事はないだろうと思えます。

ユーザー名とパスワード

OSで使うユーザー名とパスワードを設定します。

アクセシビリティ

視覚支援、モビリティ支援の設定ができます。

それぞれの設定を済ませた後に「インストール」ボタンを押すとインストールが開始されます。インストール後は再起動を促されるので再起動。

デュアルブート環境のOSを設定

再起動後にOSのインストールを行ないます。
Ubuntu系のOSのインストール画面が出てきます。通常インストールか最小インストールと自分の好みに設定をしてください。

デュアルブート環境の削除

Windows上でWubiをアンインストールで簡単に消す事ができます。
OSに大きな問題が出た、環境が不要になった、他のOSを試したくなったなどがあったらそれをやればOKです。

Wubiは何故Windows上で簡単にインストールできるのか?

Windows上にOSのエントリを追加、Windowsのファイルシステム上にOSをインストールした領域になるファイルとスワップを作成します。
以下は一例。

C:\ubuntu\disks\root.disk (これがOS内部)
C:\ubuntu\disks\swap.disk (これがスワップ)

とそれぞれのファイルを作成する事で超安全にデュアルブートがやれるわけなのです。
AndroidビルドやTWRPのデバイスツリーの生成に使う、VMで使うほどのパワーがない、純粋にOSを使いたいと思う方はどうでしょうか?

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