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1000日分の193稲垣吾郎。ばるぼら☆ナイトで「できるできるやればできる」。

昨晩は、ばるぼらナイト堪能いたしました。

映画『ばるぼら』配信+手塚眞監督&クリストファー・ドイル氏の特別トークショー。
原作を読んだときから、あのストーリーをどんな風に映像で表現するのかドキドキしていましたが、たまらない美しさでした。

そしてあの映画を、誰の目も気にしなくていい自分の家で一人、土曜の夜に鑑賞する…
それだけでもなぜかちょっと背徳感。
ご家族と一緒に観るのはちょっとね…と、配信鑑賞を断念した方もいらっしゃったモヨウ。

しかし私は自由の身。せっかくなのでワインを開けて、部屋を真っ暗にしてゆらゆら飲みながら堪能しました。


嗚呼最高。
さいっこう。
映画を観た後、手塚眞監督とクリストファー・ドイル氏の映画づくりのお話、生で聞けるなんて超贅沢。
この映画は制作を進める中で不慮の出来事があったり、大きなスポンサーなどがついていない言わばインディーズ作品であったり、ショッキングな内容なので俳優陣をいろいろ考えたり…と一筋縄ではいかない映画でしたが、その分、いやそれにも増して、作り手側の映画への愛情とプライドが素晴らしい。


クリストファー・ドイル氏は「こんな素晴らしい映画があることを、日本だけでなくもっと世界中の人に知ってほしい。間違いなく、日本映画の新しい扉を開く作品だ」と。

そして、手塚監督も「予算がなく困難な状況でも、こんなに素晴らしい映画ができるんだということを、‟日本映画”はもっと誇りに思っていい。お金がない、時間がない、困難な状況だ、とできない理由をいろいろ探してしまうが、そんな中でもこういうことができると信じれば形になる」ということをおっしゃっていて、お二人のものづくりに対する愛情とプライド、がんがん響きました。

100年先も、あんなに美しい日本映画があるんだね、と語られるに値する映画だと手塚監督。
吾郎ちゃんも、二階堂ふみちゃんも、本当に素晴らしく美しかったのです。
2度目だということもあり、お二人の情事のシーンもじっくり堪能させていただきました。

ゴミゴミざわざわした新宿の街も、クリストファー・ドイルにかかると幻想的な異空間。
それって、よそ者の私が見る”東京”の街にも似ているのかもしれないと思ったり。

美しき映画を観て、お二人の話を聞いて。
映画に限らず、どんなものづくりであっても、どんな仕事であっても、同じだと感じました。
”できない理由”なんて出そうと思えばどんどん出てくるけれど、それって全然意味がない。
いやもちろん、クライアントからのほんっとうに無理な要望はありますよ。
そういうのは丁重にお断りしますよ。

そういうんじゃなくて、自分の中で「無理」って決めつけてしまったり、言い訳がましくなってしまったりするもののこと。
昔勤めていた会社の創業者である社長は『できない理由を探さない』『できる、できるのノリが大事』って仰ってて、年齢を重ねてそれが本当に響くようになってきました。

考えも、準備も大事。
だけど、やってみること、それをやろうとする熱はもっと大事。

ちょうどレシートと格闘している時期でクサクサしていましたが、なんだか元気でました。
これからも、やったりますがなー。

サポートありがとうございます。これからもコツコツがんばります。