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1000日分の221稲垣吾郎。三谷作品の吾郎をお茶の間で。

月~水曜日のラジオが終わると、なかなか吾郎さんに触れる機会がないこの寂しさ…
SMAPのいないテレビなんて、ちっとも見る気がしないのよ…

と、SMAP不足にも鬱々としていたところ、新聞の日曜版TV欄で吾郎さんの映画『笑の大学』の放送があるというお知らせを発見!

『笑の大学』は三谷幸喜氏がもともとラジオドラマとして書いたものが舞台化され、その後落語や海外での公演に、さらにさらに映画化されたという大人気作品。

ストーリーとしては、日本が戦争へと進んでいく1940年代に、娯楽である演劇も厳しい検閲の対象となり、役所広司さん演じる検閲官と、なんとか喜劇を演じさせようとする、稲垣吾郎さん演じる劇作家とのやりとりというもの。

当時、こうした検閲にはかなり劇作家も役者さんたちも泣かされていたそう。
そういえば、現在放送中のNHKの朝の連ドラ「おちょやん」でも、検閲官が劇の途中で「中止だー!」と叫んで割り込んでくるシーンなんかもありましたね。

今とは状況がまた異なりますが、こうした不安や辛い出来事が多いときにこそ、エンターテイメントの力を改めて感じます。
当時の人たちにとっても、「笑い」は救いだったんじゃないでしょうか。

そして、吾郎さん演じるこの劇作家には、実在のモデルとなった人物がいるのだそう。
それは、喜劇王エノケンこと榎本健一の座付き作家を務め、その後召集されて戦地に赴き、中国で戦死してしまう劇作家、菊谷栄氏。
劇作家として活躍したのはわずか7年ながら、舞台の台本を書くだけではなく、舞台音楽、衣装デザインの選出、振付やコーラスの指導、さらに劇団の会報誌の編集までこなす、才能あふれる人物だったそう。

演劇に対して熱い想いを持っている吾郎さんが演じる劇作家の姿は、ぜひともご覧いただきたい!
劇中の喜劇役者を演じるのが、我らが同郷の小松政夫さんというところも、個人的には非常に嬉しいところです。

そしてひっそりと、そのラテ欄に吾郎さん出演の『笑の大学』と、木村くんが声優を務める『ハウルの動く城』が並んで掲載されていたことに喜ぶ低燃費なSMAPファン…エコ。

放送は3月30日(火)午後13時~ BSプレミアムにて。
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