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1000日分の244稲垣吾郎。たゆたえども沈まず。

本当なら、今週末に千穐楽を迎えるはずだった舞台『サンソンールイ16世の首を刎ねた男』。

東京都の緊急事態宣言により、開演より4日で幕を閉じました。
大阪・福岡・神奈川と地方公演の予定があるとはいえ、現在もひっ迫した状態が続いている都市も多く、開催については皆さん不安を抱えていることと思います。

そんな中。カンパニーの皆様からのメッセージ動画がUPされました。
観劇する予定だった方に申し訳ない、何か伝えたいと演出の白井晃さんが声をあげ続け、この動画を作成されたそうです。

思いはあれど、個人の力ではどうしようもなく、ままならないことも多い。
それでも。
今、自分ができること。
今、私が感じていること。
それを忘れずに、大切に。

こうして、今を受け止め、真摯に立ち向かう人々の姿を見て、今朝見たばかりのニュースの映像が浮かぶ。

県をまたいだから安心ということじゃない。
外だからいいというわけでもない。
「子どもたちがどこにも行けないのはかわいそうだから」と、人がぎっしり集まった場所で過ごすあの人は、子どもが感染しても同じことを言えるのだろうか。
同じニュース内で、生活に困窮した人々に食料や生活必需品を配る教会の様子が流れる。
誰かが考えることじゃなく、誰もが考えないといけないことなのに。

かく言う私も、まったく外出しないわけではない。
誰かのことをとやかく言えるようなものでもない。
ただただ、自分だけは大丈夫、これくらいなら大丈夫、という過信をしないように気を付けなければと考えて行動するように心がけています。

劇場は休んでいても、演劇は止まらない。
再び劇場で共に心を動かせるその瞬間まで、止まらず、今できることを。

また再び、必ず劇場でお会いできるその日を目指して。
また再び、楽しいことを、みんなで楽しめるその日を求めて。
止まらずに、進んでいきます。


サポートありがとうございます。これからもコツコツがんばります。