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1000日分の8稲垣吾郎。はじめての朗読劇

30年近く同じ業界にいても、まだ経験していないことがあるというのはなかなか興味深い。
しかも、歌に舞台、ダンスにミュージカル、時代劇、コントなど、さまざまなステージで活躍している彼なら尚更だと思うのですが、

祝!稲垣吾郎 初の朗読劇!

本日8月8日(土)~10日(月)、東京国際フォーラムにて開催される朗読劇、『もうラブソングは歌えない』。
「男と女の”距離”」をテーマに、男と女2人だけの朗読劇が始まります。

1日2演目が上演され、ひとつの作品を日によって違うキャストが演じることもあるので、俳優さんによって作品の印象がかなり変わってくるかも…と思うと興味津々。

吾郎さんはこの朗読劇の中で、8月8日(土)・9日(日)17:00から上演される、「カラマツのように君を愛す〜小説『しあわせのパン』より」に出演します。朗読劇をやるのは今回が初めてだそう。
門脇麦さんとの2人朗読劇で、2011年には原田知世さん・大泉洋さんのご出演で映画『しあわせのパン』としても公開されています。

そういえば、大泉さんと吾郎さん、髪質が似ているらしく、以前SMAP×SMAPにゲストで大泉さんが来られた際に、お互いに髪を触りあって「おお~」と妙に盛り上がっていたことを思い出しました。

なんて余裕をかましていられたのもほんの一瞬で。
先程オンライン観劇が終了いたしましたが、物語にぐいぐい引き込まれ、気づけば大泣きしてしまい、自分の鼻をすする音で台詞聞こえなくなるかと思うくらいでした…

登場人物の”りえさん”の、「大変で  いつの間にか  大変で」という台詞と、その苦しそうな口調に、胸がぎゅっとなりました。

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きっと、多かれ少なかれ、そういう思いをみんな抱えている。
でも、大事なものを大事にしたまま、日々の生活を送っていくことはけっこう難しいことなのだと思います。
”情報社会”で日々アップデートされ、”効率化”がよしとされる今の社会では尚更。

仕事や家事、育児、介護などを同時に抱えて頑張っている方々に比べて、私は本当に楽をして生きている。
贅沢なことに、私は今、自分のためだけに自分の時間を使えるので、便利グッズを欲しがることも、買う必要もないのです。

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好みのバターケースを買うのに5~6年もかかるほど、頑固でちょっと無駄なこだわりを持っていますが、私は自分の「好き」と「嫌い」に正直に、私の気に入っているものの中だけで暮らしたい。
心地良さは、人それぞれだから、一人ひとりが無理に笑ったりせずに、気持ちよく暮らしていけたらいいなぁ…としみじみ思いました。

こちらの朗読劇は、アーカイブ配信もあるため、チケットを購入して後から観劇することも可能です。
コロナ禍で生活様式が変化して、日常の心地よさを見直す方も増えているという今、観ていただきたい朗読劇です。

サポートありがとうございます。これからもコツコツがんばります。