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1000日分の28稲垣吾郎。恐るべし中年の星。

10代の頃にだって買ったことのなかった超アイドル雑誌を、まさかこの歳になって買うことになるとは。

でも、だって、奇跡のアラフィフ吾郎さんの特集ページがあるとなれば、それは必要不可欠なことであって。
というか、それ自体がすごいことだと思うんだけれども。
だってヘタしたら、これ読んでいる子のお父さんより年上ってこと全然あるでしょう。
SMAPもドーム満員で、なんか言うたびに「キャーーーーーーーーーーーー!」とか絶叫されて、あれ年長組(中居正広&木村拓哉)は45歳とかだからね。
アイドルだって歳とるけれど、私たちが10代の頃にこんなイケてるおじさまたちいなかったと思うよ…
恐るべしSMAP!
まさに中年の星!!!

今発売中の男性アイドル雑誌「JUNON 2020年10月号」でも、下は10代の男の子たちに混じりながら(というかもしや最年長では…)キラキラアイドルオーラを放っている吾郎さん。
素敵。この手の表紙けっこう苦手だし、本屋さんで出すのもちょっと恥ずかしいけど、「いや~アイドルですね~」っていうベタなシチュエーションをがんがんぶち込んでくる編集部さんたちの心意気はけっこう好きです。

もともとアイドル好きとかジャニーズ好きというわけではなく、ただただSMAPが好きなもので、他のページにはぴくりとも食指が動かず。
多分気持ちいいくらい他のページには関心がないので、雑誌アンケート書くときにすごく困る(笑)。

皆さん、好きなタレントさんが出てるからこういう雑誌買うんでしょうかね。
てか10代の子たちは紙の雑誌買うのかしら。
Kindle版あるからそっちなのかしら。
でもヲタクと収集癖はセットだからなー。
ぜひとも女子たちに聞いてみたいものです。

そんな女子たちに、吾郎さんはいったいどんな風に見えているのでしょうか。

今月号は、前回の読者さんのお悩みにお答えする、という企画が人気だったらしく、引き続き「吾郎のお悩み相談室」のような内容に。
気になる相談者さんたちは、SMAP世代だけでなく、10代20代の女の子だったり、30代の男性だったり。
お父さんとの関係を相談している子もいて、親御さんと同じ年代なんじゃないかなーと思うと興味深い。

こうした相談に対する吾郎さんの回答は、いつでもフラットだなーと感じます。
ただやわらかいとか優しいというよりも、なんていうか…「ねばならない」感がない。
それが、私にはすごく心地よいです。

最近目に付く、本屋さんやネットの特集のタイトルなどにずらりと並んだ「〇〇すべき」「△△しなさい」の文字。
要は、そういうタイトルの本が売れるってこと。
みんな、はっきり指示してほしいのかもしれない。

そしたら、ラクだもんね。
自分で考えなくていいし、自分で責任とらなくていいし。

でも、人生ってそんなに白黒簡単に割り切れるものじゃない。
どっちが正しくてどっちが間違ってるとか、一概に言えるものでもない。

吾郎さんは以前”曖昧”という言葉が好き、とインタビューで答えていたけれど、それはいい加減とかではなく、ハンドルの遊びの部分のように緩やかな部分が必要だと思っているからなんじゃないかしら。

本当はみんなもそんなの分かっていて、だからこそ老若男女がこぞって相談してくるんじゃないのかしら。

もっとみんな、「それはそれでいいんじゃない?」と言えるような柔軟さと強さを持っていたら、自粛警察なんていなくなるだろうし、ウイルス感染した人に匿名で自分の正義をぶつけたりしないだろうに。

世の中への影響力なんて全然ないけれど、せめて私も、自分のこういう意見くらいはぽつぽつと続けて呟いていこう。

”人を必要以上に責めるのは、想像力がないから”。


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