見出し画像

別れさせ屋ってどんな仕事?

思い返すと「別れさせ屋」ってどんな仕事なのかを記事にしていないことに気が付き、今回はそのことを書こうと思います。一応、依頼から工作完了までの流れを書いたnoteは公開していますが、それは仕事の一部ですので。

別れさせ屋とは、依頼人から「パートナーと別れたい」「指定するカップルを別れさせたい」といった依頼を受け、工作員を接触させ依頼を達成する仕事です。依頼人が当事者である場合は「別れさせ」が目的、当事者ではない場合は「別れさせ、そして復縁」が目的であるケースがほとんどです。そのため、別れさせ屋と復縁屋は表裏一体です。

工作を行うにはターゲットを尾行したり張り込みをする調査業務が必要です。これらは無許可では実施できませんので、別れさせ・復縁工作は「探偵業開始届出書」を公安委員会に提出し「探偵業届出証明書」を交付された探偵会社が業務として行っています。

法律に則って仕事をしていますので、限りなく黒に近いグレーな商売ではありますが真っ黒ではありませんので、あしからずご了承ください。

探偵業届出証明書を交付された業者であれば業務を行うことができるので、参入障壁は低く、数多くの業者が存在します。業者の中には1名で運営しているようなところもありまして、これが業界のイメージに影響を与えていることは否定できないと思います。

個人事業主やスモールビジネスで展開している業者の品質が悪いかと言えば、必ずしもそうであるとは限りませんが、業務の性質上、ある程度の人数をもって行わないと工作の質は担保できないのではないかと考えます。

では別れさせ屋はどうやってターゲットを別れさせ、依頼人を復縁まで導くのでしょうか。

おおまかな流れとしては以下になります。
①ターゲットに接触
②ターゲットと親密になり、別れる状況を作る
③別れさせが成功したら、依頼人と対象者が引き合うように工作を行う

厳密にはターゲットが男性の場合、女性の場合で接触する工作員を変えますし、工作の手順はもっと細かいです。興味がある人は、下のnoteでより詳しく解説していますので、ご覧ください。

工作の現場に依頼人が来るわけにはいかないので、実際に工作が行われているかは報告書でしか確認できません。これを利用して、報告書を偽造し実際には稼働していないのに工作を行っているように見せかけたりする業者や、報告書の提出を契約に含めず口頭で業務を行ったと依頼人に報告する悪徳業者もいます。

依頼人は弱い立場なので、なにも言えず泣き寝入りというパターンが多いので、悪徳業者はなくならないというのが現状です。

また工作員は訓練・研修を受けたプロフェッショナルではなく、アルバイトが大半です。もちろんコミュニケーション能力が高い、容姿が整っている人が採用される傾向にはありますが全員ではありません。

その結果、本気で工作を行っても失敗するということが起こります。まあ人の感情を完全にコントロールすることは不可能なので当たり前と言えば当たりまえですが。

依頼人はお金を払ったら成功すると思って依頼しますので、ここで齟齬が生まれます。実際は工作の成功率はそれほど高くなく、お金と時間を浪費して何も残らないことの方が多いので、正直依頼するのはやめた方がいいと思います

全てを理解した上で、依頼しないと自分の気持を整理できず、お金をドブに捨ててもいいという覚悟で臨むのであれば止めはしません。

そんな人には業者選びのヒントになるように、いくつかの記事を書きました。

自分の決断の責任は自分しか取れないし、どんな決断をしても自分の幸せは自分で引き寄せるしかありません。みなさんが後悔のない判断ができるよう祈っています。


私のnoteがみなさんのお役に立てれば嬉しいです。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

526,418件

私のnoteを読んでいただきありがとうございます。これからも有意義な情報を発信します。