別れさせ屋の心理学⑯-引き込む会話術-
別れさせ屋の心理学 第16回のテーマですが【引き込む会話術】についてお話します。
会話を盛り上げるのが上手な人っていますよね。観察すると彼らは訓練したのか天然なのかわかりませんが、抑揚の付け方、表情のコントロール、相手の様子をうかがうなどの行為がすごく上手なんです。
彼らのマネをしようと思ってもすぐにはできません。彼らのトーク術はコツコツと学んでいくとして、すぐに実践できる方法がないか気になりますよね。
今回は「ある要素」を入れることで相手を引き込むことができる方法をご紹介します。
それは「匂い」です。
嗅覚は五感の中でも特別な処理のされ方をするため、潜在意識によりダイレクトに届きます。
たとえば目の前にイケメンや美女がいたとして、そこがペットショップの前だったらどうでしょうか。独特の匂いの方に気が取られてしまいませんか。
視覚と嗅覚の情報で矛盾が生じた場合、嗅覚の印象のほうが勝つ場合が多いんです。ルックス的には自分のタイプじゃなくても、シャンプーや香水の香りが自分の好きな香りだったら、その人のことが気になったりしませんか。少なくとも悪い印象は持たないですよね。
もうひとつ例を。
海の様子や波の音を想像してください。次に潮の香りを想像してみてください。どちらの方がよりリアルに海をイメージできましたか。嗅覚を使った時の方が映像や音を想像したときよりもずっと臨場感があるシーンがイメージできたのではないでしょうか。
このように「匂い」を上手く使うことで相手を軽いトランス状態に誘導することができるんですね。
軽いトランス状態というのは、リラックスして抵抗や反発が少なくなって、気持ちよく今この瞬間を楽しめる状態です。
特別なことをしていなくても恋人と一緒にいて楽しい時ってありませんか、そのような感覚です。
じゃあ、具体的にどうするか。
簡単です。相手が匂いを思い出したり想像するような言葉を会話の中にできるだけ多く入れればいいのです。
「田舎のおばあちゃんの家の匂いって独特だけどなんか落ち着くよね」
「新しい本のインクと紙の匂い、好きなんだよね」
「甘い匂いに気がつくとなんだかテンション上がるよね」
五感の中でも匂いの話題って極端に少ないんですよ。それだけに意識的に会話の中に匂いの話題をちりばめることで効果的に相手を引き込むことができるんですね。
ぜひ試してください。
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