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宇宙論的な失恋

結ばれる人はなんで一人と決まって好きなのに自分から別れを伝えるのだろう…

地上Xキロ先に新郎がいて、私はヴェールを被ったままその誓いの場所へ向かう。

そしてこの地点から空中までのXキロ先に失恋した新郎がいて、私はヴェールを被ったままその誓いの場所へ…向かえない。

翼がなかっただけ。
愛とはX。実らなかった恋が全て合理的でなかった訳でもないし、愛はあったんだ。
ただ秩序の周波数が合わなかっただけの話だろう。

映画は得意じゃなくて、それは秩序がないから。
展開があるように。
音楽は好きなんだ。それは秩序があるから。
四拍子がきまってる。
そんな脳の性質とか、心というより、科学的なものなのかもしれないのだから落ち込まなくて良いのではないか?

科学ならば神聖な真実だから余計落ち込む?
そんな君のために考えてきた。

一目惚れしあった二人の間にも0.00001秒差なんてあるんだ。それを宇宙規模にもっていこう。
すると、私のほうからすきになったのなら1光年光が届くのに時間がかかる。

付き合ってももつれた恋は1光年先で乱反射して、でも宇宙は丸いから光が命中しなくても触れるか触れないかのところで記憶が甦り、確率的にはまた光が当たり可能性は在るのだろう。

叶わない恋愛は何億後年思い続けている真っ直ぐな光。永遠より長い祈りは命の意味にさえなるのではないか?例え拒絶されても、「この世界で見えてるのは真実じゃなく運動にすぎない」ので「宇宙が真の愛」なのだとしたら、その星の隣にいることくらい許され同じ星座になるのではないか?じゃなければ最初から在るものは無いとはならないでしょう。

これが宇宙的恋愛論でした。
ありがとう。