「嫌い」フォルダのススメ
一年くらい前に、めっちゃくちゃ苦手な人が取引先にいた。
頭脳明晰、容姿端麗、極悪非道な彼はとにかく正論モンスターかつ
二枚舌超えて三枚、いや八枚は舌があるんじゃないかというくらい口が上手く
上下問わず周囲を巧みにコントロールしていた。
僕は久しぶりに参った。
そのとき携わっていた業務で彼の実質的な指揮下に居たため、もれなく煽りを受けた。
最初は低姿勢で親切な態度だった。
しかし僕の実績が低迷すると態度は一変
「実績不振は悪」という大義の元、言い返せない完璧なロジカルで詰められるようになった。
このときのエピソードは今となっては同じ境遇にいた仲間たちと笑い話になっているが、
色々端折って一つの気づきを皆さんに提供したいと思う。
それは、「嫌い」フォルダに分類してしまうことだ。
基本的には相手のことを一旦は知ろうとした方がいい。
自分のできる無理のない範囲で掘り下げる努力は必要だ。
先入観もあるだろう。
しかしひとしきり掘り下げて、それでも苦手だったり
あなたに有害と判断される人物に関してはシンプルに「嫌い」とラベリングしよう。
あの人の方が有能?
あの人の方が周りに好かれてる?
関係ない。
そこにロジックは必要ない、「嫌い」でいいのだ。
僕もそうだったが、人を嫌いになることがそもそも日常で滅多とない。苦手程度はあるかもしれないけど。
だからダメージを受けやすい人ほど「嫌い」になる選択肢を忘れてて、真面目に自分にも落ち度を求めてしまいしんどくなる。追い詰められる。
無闇に「嫌い」と判断するのは違うけど、
分析して分類してを繰り返して
それでも再利用できないならもう地中にでも埋めるしかない。
素直に「嫌い」
それでいい。
以上、今回も駄文、最後までご覧頂き誠にありがとうございました。