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盆休み・業務(外)日誌 その3

こんばんは「零細町工場の社長」です。盆休み3日目です。おとといきのうと盆休みと言いながらほぼ一日働いていましたが、今日は母方の田舎へお墓参りです。

グズグズしていたら渋滞に巻き込まれるので朝7時に車で出発です。朝6時には起きて支度しようと思い、前夜は22時から布団に入り電気を消しました。しかし、原因不明に心臓が痛くなってきて未明の2時ぐらいまで布団の中で悶々とします。

そういや去年、今年と立て続けに心臓のトラブルを起こし救急車で運ばれたのでした。2時を過ぎたころにようやく寝れたと思ったのですがまた4時台には心臓がムズムズしてきて目が覚めてしまいました。

私はこれまで41年間生きてきたのですが、もう大体やりたいこととかやってきたなあとか思っています。別に大したことは何もしていませんし、何かをやり遂げたとかも特にないのですが。でも食べたいものとか飲みたいものとかも存分に食べてきたし、行きたいところはまだまだ世界中にあるけれど、でも特に強い欲望的なものはもうないです。

それよりは今やるべきこととかこれから何が出来るのかの方に興味があります。今は欲より、志とか可能性とかの方が全然興味あります。だからといって殊更にシャカコロ(しゃかりきコロンブス)になったりはしてないですが。日々の生活の感覚の話をしていますいま。

話が逸れました。ぼちぼち睡眠不足ではありますが、軽渋滞に巻き込まれつつ往路200km超を走破。母方の祖父祖母の墓参りをしました。

その後は、米穀店が営む某うどん屋へ。ここでしか味わえない甘いぶっかけ出汁、ジュージュー音を立てている揚げたての海老天、これまた甘く炊いている牛肉、手打ちで独特のコシを持つ麺。それらが渾然一体となって他では絶対に味わえないうどんになっているのです。確かに美味しいのですが、その前にオリジナルだなって。

モノづくりにおいてもやっぱり大切なのはそこなのかもしれません。良いだけではなくて、良いしオリジナルである、みたいな。

食べたいものは大体食べてきたからもう特段食べたいものはないですが、やはりそこでしか味わえない皿てのは食べたくなる時あるなって。

肉天ぶっかけ950円

そのうどん屋の前に小さな用水路が流れているのですが、下流に150mほど歩くともう海です。プライベートなビーチと穏やかな波。霞む沖の先には小さな島々が見えます。夏の強い太陽の光を受けた水面みなもはバラバラに砕け散って、一そうの小さな漁船が白波を立てながらそれを横切ります。誰にも傷つけられていない静かな景色がそこにありました。

そうして車にまた乗り込み近畿方面へと即日帰還することになりました。途中高速道路のトンネル入ってすぐのところで、2台の乗用車が衝突事故を起こしていました。路肩に小さな子供3人が座っていて、ひとりの老人がちょうど前が大きく凹んだ車から出てきました。よく見るとひとりの女性がこれまた路肩に座り、額をミニタオルで抑えています。後部を衝突された方の車の横では中年の男性が頭をかきあげながら、携帯電話で誰かと、ー警察とでしょうか、道路公団とでしょうかー、話していました。

それらを横目に私は車のアクセルを強く踏みました。限界近くに来ていた眠気はいつの間に覚めていました。そんなお盆休みの一日でした。今日もクタクタに疲れてしまいました。

明日は公式オンラインストアのリニューアル作業と、新製品(今日食べたうどんくらいオリジナルなものになる予定です)のコンセプトを詰めていきたいです。そして以下は、弊社が製造販売しているカッターマット「切られ役」です。切り心地にとことんこだわった製品です。

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