零細町工場社長の業務日誌

モノづくりの街、東大阪で吹けば飛ぶような零細町工場を営んでいる41歳のおじさん社長です。 プロ仕様のカッターマット「切られ役」という製品を作っています。モノづくり・自社製品への想いとか、時代の荒波に飲み込まれて木っ端みじんになりそうになってる日々をつづっていきます。

零細町工場社長の業務日誌

モノづくりの街、東大阪で吹けば飛ぶような零細町工場を営んでいる41歳のおじさん社長です。 プロ仕様のカッターマット「切られ役」という製品を作っています。モノづくり・自社製品への想いとか、時代の荒波に飲み込まれて木っ端みじんになりそうになってる日々をつづっていきます。

マガジン

  • 社運をかけた初の自社製品

    東大阪で30年以上モノづくりをしてきた町工場が、初めて作った自社製品。プロ仕様カッターマット『切られ役』についての記事です。カッターを使う際に必要な機能にとことんこだわりました。究極を目指した切り心地や、目にやさしいローコントラストな配色や、無駄を削ぎ落としたシンプルデザインとか

  • 自己紹介/零細町工場の社長

    東大阪で零細町工場をいとなんでいる41歳社長が自分や会社について自己紹介をしていきます。日本のモノづくりの裾野のリアルが浮かび上がっていたらいいなとか

  • 零細町工場社長の業務外日誌

    モノづくりのまち東大阪で零細町工場を営んでいる社長(41歳独身)の業務外のあれこれです。飲んだり食べたり旅をしたり

  • 零細町工場社長の晩餐

    のんだくれ町工場社長の名店紹介です

  • 零細町工場CEOのTシャツコレクション

    モノづくりのまち東大阪で町工場をしている41歳社長のおもしろTシャツコレクションです。

最近の記事

それから

ご無沙汰しております、「零細町工場の社長」です。11月ごろから裁断加工の仕事がガガガっと駆け込みであり忙しい日々を過ごしていたらいつの間にか、2024年になってしまっていました。 その間、弊社の社運をかけた自社製品『切られ役』はどうだったかというと少しずつではありますが確かに売り上げを伸ばしていったのでした。 “プロ仕様の本格カッターマット”として、品質にこだわって発売から半年間必死で製造してきた製品です。嘘でも誇張でもなんでもなく本当に「なんでも鑑定団」ぐらいの本気度と

    • メルカリはじめました

      こんばんは「零細町工場の社長」です。切り心地にこだわったカッターマット『切られ役』という製品を町工場で作ってインターネットを使って売っています。 この『切られ役』、6月に販売を開始したのですが主に販売しているのは自社サイトとAmazonさんの2箇所のみでした。 実際に購入して愛用してくださっている方々の声が少しずつ広がっていって、ありがたいことに売り上げは毎月徐々にですが上向き続けています。 しかし!このブログでも度々話題に上げているのですが、中々配送料(弊社が負担して

      • 日々トラブル

        こんばんは「零細町工場の社長」です。 日々真面目に、吹けば飛ぶくらい小さな町工場でモノづくりに汗かいていますがトラブルは絶えません。 特に今年から始めた一般消費者に向けた製品づくり(プロ仕様カッティングマット『切られ役』のことです)の周辺では次から次へと想像もしなかった不備や不具合が発生します。 これまで町工場で続けてきた下請けの製品作りだけではなく、顔の見えない不特定多数のお客さんを相手に商いをするという難しさを感じます。難しさはイコールやりがいにも繋がり、楽しさ、喜

        • 花月

          零細町工場の社長です。東大阪で小さな町工場を営んでいます。 弊社で今年6月から製造・販売を始めたプロ仕様カッティングマット『切られ役』、何気に好調です。月ごとに数字を見ても徐々にはありますが右肩上がりに売り上げが増えていっています。 本当にありがたいことです。感謝申し上げます。「売り上げ」は数字ですが、嬉しいことにSNSとかを見ていても品質を誉めていただいている投稿もしばしば見かけます。 モノづくりを本業にしている町工場として品質を支持していただくのは本当にありがたく励

        マガジン

        • 社運をかけた初の自社製品
          12本
        • 自己紹介/零細町工場の社長
          13本
        • 零細町工場社長の業務外日誌
          12本
        • 零細町工場社長の晩餐
          1本
        • 零細町工場CEOのTシャツコレクション
          1本

        記事

          残業クッキング#8

          今週もよく働きました。ありがたいことです。金曜ですが、明日も工場は稼働です。明後日日曜も商品の発送業務があります。今夜も料理を作って、明日に備えます。 作るのはスパイスカレー。まずはカレーの素を作っていきます。 カレーの素の材料は、たまねぎ、とまと、にんにく、しょうが。あとはスパイス3種。ターメリック(ウコン)、クミン、コリアンダーと塩です。 まずは材料を刻みます。トマト以外はみじん切り。トマトはざく切り。みじん切りやりだすまではダルいですが、ビール飲みながらやるとそこ

          もっと光を

          こんばんは「零細町工場の社長」です。プラスチック樹脂製品の裁断加工をしている町工場をやっとります。あと高品質なカッターマット『切られ役』を作って売っています。 『高品質』と言いましたが、カッターナイフで物を切る時の“切り心地の良さ”“刃当たりのやさしさ”にこだわって作ったマットです。 カッターマットとして最も大切な性能、「切り心地」に一番こだわって、素材の選定からしているわけですがそれ以外にもこだわっているのが検品です。 弊社のマットは黒色をしているのですが、素材を出す

          当日発送はじめました

          こんにちは「零細町工場の社長」です。『切られ役』という品質にこだわったカッターマットを製造して、主にネットで売っています。 現在は公式に販売しているのは自社サイトとAmazonのふたつ。 ネットで物を売った場合、配送会社を使ってお客さんの元に商品を届けることになります。 1.商品の注文を確認 2.商品を梱包 3.配送会社に持ち込み(or配送会社さんが集荷) 4.配送会社がお客さんにお届け といった流れです。amazonさんでは、事前にAmazonの倉庫に商品をまとめて

          当日発送はじめました

          セールはしたくない

          「零細町工場の社長」です。東大阪の町工場で品質にこだわった『切られ役』というカッターマットを作って、売っています。 主に自社サイトとAmazonさんを使って一般のお客さん向けに売っているのですが、Amazonさんにとってはまもなく一年最大の書き入れ時(ブラックフライデーセール)。 「売上を最大化するためにセールをしましょう」というメールが頻繁に届きます。 弊社も慈善事業やサークル活動ではなく、営利を目的としている企業なので売上は欲しいです。ではそういった波に乗るのかとい

          白はじめました

          どうもご無沙汰しています。慣れないものを食べてお腹を壊したりしていた「零細町工場の社長」です。 モノづくりの街、東大阪で小さな町工場を営んでおります。あとプロ仕様の高品質なカッターマット『切られ役』を製造して販売しています。 売っているのは主に、公式オンラインストアとAmazonさんの2つです。そもそも黒いマットをベーシックラインとして今年の6月から販売を開始していたのですが、お客様からのご要望の声が特に多かった「白」verを製品化させました。 というのは、以前も書いた

          残業クッキング#7

          めっきり寒くなりました。鍋の季節です。冷蔵庫に三年前に買った日本酒が未開封であったので、先日YouTubeで見た鍋を作ってみます。 鍋に日本酒を入れます。瓶まるごと全部入れました。同量の水を入れ沸かします。 味見してアルコールが完全に飛んでれば弱火に。どんこを入れます。 弱火で放置。その間に野菜を切ります。で、味見してしいたけの良い味が出てたら、どんこを皿に上げて、、、 鰹節を入れます。鰹節もどんこも余り物を使いました。沸騰させたら鰹節のタンパク質がエグ味になるとかよ

          におい対策・その後

          「零細町工場の社長」です。東大阪の町工場で裁断加工の仕事や、高品質なカッターマット『切られ役』を作って売ったりしています。 弊社が製造しているこのカッターマット、どういうコンセプトで作っているかと言うと・・・。「本気でカッターを使ってモノづくりを楽しんでいる/取り組んでいる人たち」に満足して使ってもらえる道具であればいいなと。 だからカッターマットの最も基本的で大切な機能である“切り心地”にかなりこだわって、素材や製造法を厳選しています。しかしその「素材由来のにおい」が気

          断裁機のナイフ交換

          こんばんは「零細町工場の社長」です。モノづくりの街、東大阪で零細な町工場を営んでおります。 弊社は主に裁断加工といって、様々な素材のものを、様々な形状・寸法に裁断する仕事をしています。そして、指定の寸法や形状に裁断を仕上げるためにいくつか機械を持っているんですが、今日はその中でも「断裁機」とか「ギロチン」とか呼ばれる機械のメンテナンスを行いました。 「ギロチン」と呼ばれるように、大きな刃が降りてきて、板状の素材をミリ以下の精度で裁断できる機械です。 本来は紙を切る機械な

          日曜アクアパッツァ

          日曜です。日記を振り返ると先週もアクアパッツァ作ってたみたいですが、今日も作っていきます。 弱火でじっくりニンニクの香りをつけたオリーブオイルにマッシュルーム、たまねぎ、トマト、イタリアンパセリ。フライパン小さいのに具材入れすぎてしまいました。これにタラや冷凍のシーフードミックスも入ります。 先週の記事でも書いたとおもいますが、youtubeで由緒正しき人たちが紹介するアクアパッツァは、魚の身が縮んでしまうからと言って「さっと焼いた後」は一回揚げて仕上げの段階で入れるみた

          墓参り

          本日は土曜日です。朝から墓参りに行ってきました。 私は20歳前後の時分にバイトとして建築現場等の肉体労働をしていたのですが、そこで「仕事」に対する基本的な向き合い方を学びました。若い頃から「仕事」は「嫌なもの」や「仕方なくやるもの」ではなく、自分が生きていくために欠かせないポジティブな存在だと、性根から叩き込まれたのはかなりありがたかったです。 なぜかと言うと自分の半生に限って言うと、今自分が身につけている沢山の「能力」や「美徳」の大半は「仕事」を通じて学べたからです。

          ちょうど良い量を作る

          こんばんは「零細町工場の社長」です。モノづくりの街、東大阪で高品質なカッターマット『切られ役』を製造して、販売もしています。 6月に販売を開始して以降、本当にありがたいことに右肩上がりで売上が増えていっています。(とは言ってもまだまだ商売にはならない水準ですが) 現在販売しているのは、自社運営のオンラインストアとAmazonのみです。(取り扱ってくださる卸店さんや小売店さん募集中です!) さて、本日のテーマは「生産量」と「在庫のバランス」についてです。 冒頭でも述べた

          ちょうど良い量を作る

          適正価格とは・・・

          いや〜、外に飲みに行く機会が本当に減りました。そんなことしている場合ではないので、基本は自炊するようにしています。 が、本日は飲みに行ってきました。ある店に行くことを約束していたので。どこに? 勝男布施店。何杯飲んでも1杯10円(ハイボール&レモン)です。期間限定。 10年ぐらい前はこういうキャンペーン、町中で結構あったような気がしますが、さすがの物価高でめっきり減っちゃいましたよね。 ビール180円とか100円の店も多かったですよね。いまは安くて380円、ノーマルで