小気味悪いけれど癖になる。

先日、阿佐ヶ谷神明宮で行われた
「第２２回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭」に行ってきて
それが凄かったので残しておきたいと思って今日はカタカタ。

お供えがあちこちに

舞踏家や演奏者が舞台で踊られて奉納されるというもの。
もちろんバリ島から来日された方も多く、
バリ島王族に嫁がれたマンデラ恵子さんもいらっしゃってた。
ただ歩かれていただけなのに、上品で優雅だった。

歴史も伝統もあるバリ。毎日のように儀式があって、
街のあちこちにお供え物が添えられていて、ガムランが心地いい。

数年前にバリに行った時に、なんとも心地よく
初めてきた感じもしなくて、不思議な気分だったのを覚えてて
日本で感じられるバリとなったらそれはもう興味あり。


ここ数日ずっと蒸し暑い。さほど広くない神明宮内に
たくさんの人が集まって、熱気が凄かったのが、
演舞が始まると、さぁ〜っと涼しい風が吹き抜ける。

これも神のご加護かと思った。

日が暮れていく中で見る奉納舞踏は本当に幻想的。
ヒンヤリした風を浴びながらウルワツで見たケチャも思い出した。

何度も繰り返される音色に、小刻みに震えるキレイに沿った指先。お面を被った演者が出てきたときには小さい子が「こわい」と言っていた。確かに美しいのだけど、それだけじゃない。

小気味悪い

お祈りやお供えが日常で
自然と神々との暮らしが根付いているバリ。
そこで行われる奉納舞踏。

聖と悪、陰と陽、相対するものは拮抗しつつ両者とも存在していて
決着がつかないところにその理があるのだと
その世界観が表現されている場。


小刻みに身体のあちこちが揺れて不協和音が繰り返し奏でられて
何とも小気味悪くはあるけれど、それがなんとも癖になる感じ。

放たれるバイブレーションに
じんわりと引き込まれていって、
世界観に飲み込まれていく感じ。

もう何年も前になるのに、ウルワツで見たケチャも
つい先日だったような気分にもなって
完全に今自分がいつどこにいるのかわからなくなった。

あれ？この感じ？と
ピンときて閃いた


「これ、アロマ音叉受けてるときと似てる」

音を奏でる演奏者もたくさんバリから来日

香りと音の五感に響くバイブレーションは
思考で片付けられる範囲よりも
もっと奥深いところにまで届くもの。


body mind spirit にアプローチするアロマ音叉では
今まで思いも寄らなかったことを
感じたり、思い出したりすることで
自分の本心、本音「リアルサウンド」に気づき
本来の自分らしい生き方への行動変容をサポート。

この｀今まで思いも寄らなかった｀というのは
日常に思考で考え得る顕在意識の範囲を越えたもので
いつかの自分に刻まれた価値観。

魂レベルにある価値観は、
それが何処で何時なのかわからないもの。

アロマ音叉のセッションを終えて
目を覚まされて起き上がるクライアント様は
時間を忘れると仰る方が多い。

時間軸を越えた自分に会えるのは
そこに響くバイブレーションに共鳴できるからこそ。

アタマで考えてもよくわからないな
でも、現状に満足は出来ていないんだよな
という方は、

お持ちの潜在意識の中に、本心へと気づくヒントが
散りばめられていることも。

使用する音叉には、心地いい音に限らず
微分音や不協和音と言われる組み合わせで
２本を使いながらの施術。
これにも「リアルサウンド」を引き出す
大きな意味がある。

不協和音と言っても、
ものすごく心地が悪くなるということではなく
耳障りのいい音なんだけど、
だけどちょっとウズウズする感じ。
バリ舞踏の美しくきれいな音色なのだけど
小気味悪く癖になる感じと似てる。

バリ舞踏は奉納舞踏。
神々に捧げる儀式。
演者の中には「おろす」という方もいるとか。

こうやって書いていてふと気づく。

精油を使うのも
音叉を使うのも

儀式だった。

ありたい自分でいる覚悟を得るきっかけが儀式。

自身を揺るがすバイブレーションが
自分の軸を確かなものにする。

舞台のお供えもの。この美しさ。

舞台をみながら、
自分の何に何処に響いているのかを感じながら
バリ舞踏を見てアロマ音叉ともつながりを感じた私。

さて、気づいたリアルサウンドは何だったのか。

それはまた別のお話ということで（笑）

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