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ついに出版!深呼吸和歌集R1「自分の鉱脈にツルハシを振り下ろせ」

私が10月から参加している、YAMI大学深呼吸学部。デジタルメディア研究所の所長・橘川幸夫さんを学部長としてZoomで運営されている、参加型社会とは何かを考え実践する私塾である。

コロナ渦(橘川さんは「禍」ではなく「渦」を使う)の2020年8月から毎週土曜日、夜8時から4〜5時間に渡り講義とディスカッションを行っている。そこには日本各地はもとより、ハワイ、マレーシアからも人が集まり、現在すでに70週近く、休みなく続いている不思議な場だ。

友人のアーティスト・今井陽子さんが1年くらいずっと参加していて、たまたま彼女の絵を見に行き、久しぶりに再会した時にその話しで大いに盛り上がった。私は、そこで何が繰り広げられているのかはっきりわからないまま、「面白そう」という直感だけで体験入学させてもらうことになった。

正直、体験入学しても、そこが何かは全く分からなかった。でも、続けて参加することには何の躊躇もなく、翌日には正式に入学の手続きをしていた。

(武蔵野美術大学通信課程の卒業制作が目の前にぶら下がっていて、ほとんど手つかずの状態にも関わらず…)

橘川さんという人を私が説明するのは、とうてい無理なので他に譲る。が、彼はもう何十年も「深呼吸する言葉」という、言葉の結晶とも言える短い文章を書き連ねてアーカイブしている。その数ゆうに4〜5千本。

深呼吸する言葉は、橘川幸夫が自分の人生の局面で、考えたり感じたりしたことを、短い文章に結晶化したものです。 ▶︎開始のメッセージ
橘川幸夫note「深呼吸する言葉」説明文より
あなたの実在を、あなた自身の言葉に仮託することを「深呼吸する言葉」と呼びます。
YAMI大学深呼吸学部案内より

おりしも、深呼吸学部は開始一年を経て、第二ステージに入っていた。それまでの受講生は2年生に進級し、それぞれのプロジェクトをスタートさせるという。そこで、一年間の修了課題として出されていたのが、誰かに贈る深呼吸する言葉を108本選ぶものだった。

ただ、誰もまだ提出していない、とのことで、何も知らない無垢なわたし(笑)に、白羽の矢がたった。

私は自分に贈る言葉を108本選んでまえがき・あとがきを添えて提出すること。それを出版する、らしい。

折しも、amazonがセルフ出版を後押しする、kindle direct publishing のサービスを日本でも展開することになり、これを使えば表現や出版のハードルが下がる、という目論見もあったようだ。

その本当の意図は明確には分からなかったが、私にとっても、直近では卒制に向き合うこと、長期的には還暦過ぎのこれからの人生をどう生きてゆくか、を考えるにあたり何か必要性を感じた。

また、スピード出版と簡単に書籍化できると証明することで、巨大なシステムに風穴をあけるような面白味もあり、乗ってみることにした。

でも、まさか年内は無理っしょとタカを括っていたが。

何と、11月30日の時点ですでに出版されてしまったのだ。そして12月3日現在もう手元に届いてる!

本当に出すのに疑いはなかったが、こんな早くに実現させるとは!!何という展開だろう。橘川さん、学部の皆さんありがとうございます。

おかげで、出版というハードルが下がった。私もこれから、どんどん本を出していこうと思った。興味のある方は、どうぞご連絡ください。

内容チラ見せは→こちら


▶︎深呼吸する言葉2004-2015
▶︎深呼吸する言葉2014-


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