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怖がりな私の乳がん生きのばし日記 ㉘がん封じ神社でおみくじ&念願の保険金&医療費控除について調べた日記

2022年1月3日

こんにちは。いつも楽しみにしています。
私は大阪の某市で生まれ、3歳まで過ごしました。そしていま再び、生まれ育った某市に住んでいるのですが、当時住んでいた家の近くの神社が、実はこの界隈で唯一のがん封じ神社だと知り、とても行ってみたくなりました。

というのも、実は去年、乳がんと宣告され、手術を受けました。でも現在はすっかり落ち着き、定期診察と日々の服薬のみになったので、生まれた家の近くにある神社にお礼を伝えたく思ったのです。なんの変哲もない小さな神社ですが、ぜひ拝んできてください。

というわけで、家から2駅離れたところにある、がん封じ神社へ行ってきました。

冒頭の文は何かって? いや、少しでもウォーキングに変化をつけようと、こころ旅を真似て、行ってもらいたい場所を手紙に綴るシステムを採用してみました。ただ、手紙を書くのも、実際に行くのも、どちらも自分という点が、こころ旅と異なっていますが。

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線路沿いから住宅街に入り、狭い路地をさまよいながら神社に到着。
北浜の道修町にある有名な少彦名神社と同様に、少彦名命をまつり、がん封じに効き目があると謳っている。
こんな何もない住宅街の一角で? と思いつつ、いやほんま頼むで~と念をこめて祈る。そしてドキドキしながらおみくじをひくと……

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末吉でした。それでも、病気は回復するとのことなので一安心。養生せねば。ほんとうはこの日、会社に行こうかと迷っていたのだけど(有休が残り少ないので)、休んでよかったとつくづく思う。

が、それにしても、恋愛運の「迷うべからず、熟慮すれば開かれる」って、どっちやねーん!と突っこみたくなる。
いや、とにかくもう病気にならずに、仕事を続けることができれば、もう何も望みません。嘘偽りない本心です……何年かのちには、ほかのことも祈っとけばよかった! と思うかもしれんけど。

2022年1月5日

九条のシネ・ヌーヴォで映画『偶然と想像』を観て、家に帰ると、保険会社A社からの支払通知が届いていた。

いまの会社に入る前、だから十年以上も前、派遣社員として働いていたとき、
「もし病気になって入院したら、ネットカフェ難民になるしかない……」と、当時はいまより貯金も少なかったので、にわかに不安に襲われ、保険に入ってしまったのだった。

といっても、掛け捨ての安い医療保険なので、がん保険のように手厚い保証があるわけでもない。
いまの会社でボーナスなどももらい、多少の貯金もできたので、
「病気とは無縁だし、解約して自分で蓄えた方がいいのでは?」
と、考えることもあったけれど、
「解約したとたんに病気になる」
という、マーフィーの法則のような〈保険あるある〉に陥ってしまいそうで、結局毎月毎月払い続けてきた。

そうしたら、その甲斐があったというべきか、解約しないまま病気になり、「診断書って一枚5000円もするの? 高っ!」
と、放射線治療の診断書が返ってきた去年の年末に申請書を送った。

そしていくら支払われたかというと……

入院(5日)+手術(2回)+放射線治療(50グレイ)で、60万円だった。

がん保険ではなかったが、「女性疾病特約」をつけていたことが功を奏した。先程も書いたように、契約したのが十年以上も前なので、契約の中身をまったく覚えておらず、がんと宣告されてから、あわてて約款を探し出して「女性疾病特約」をつけていたことに気づいたときは、はじめて「自分で自分をほめてやりたい!」という気持ちになった。

60万入るのなら、病院には限度額申請しているので、なんならプラスになるのでは?

ふとそう考えたが、オンコタイプDX検査代の40万(保険適用外)を思い出し、まだまだ赤字だとため息が出た。
それにしても、「プラスになるかも…!」と思った瞬間、病気になったことは嫌で嫌で仕方がないというのに、ほんの一瞬「トクした」と感じそうになった自分が悲しい。

ちなみに、医療費控除をする際には、受け取った保険金の額、つまり保険で補填される額も申請しないといけないらしい……
って、ほんとにバレるんだろうか? そもそも確定申告すらもよくわかっていないのに、医療費控除の申請なんてできるのだろうか?
と疑問と不安を抱いて、いまネットで検索してみたら、こんな有用な記事を見つけた。

「ルール2「補てん金額」は受け取ったお金の全額ではない!」によると、申請すべき「保険で補填される額」とは、受け取った保険金の全額ではなく、あくまで支払った医療費の中で補填される額らしい。
つまり、私のように乳がんで60万受け取った場合でも、もし乳がんで支払った医療費が30万なら、申請すべき保険金の額は60万ではなく、30万となるようだ。なるほど。まあ、私の場合は例の検査代があるので、60万全額申請することになるだろうけど。

また、「ルール3「がん診断給付金」は「補てん金額」に含めない!」というのも耳寄りな情報だ。
実は、JCOMに加入している関係で、知らないうちにZ保険会社の無料プランに入っていたので、「がん診断給付金」を3万円受け取ったのだが、これは申請しなくてもいいらしい。この記事を読まないと申請するところだった。

なんにせよ、確定申告&医療費控除は茨の道だ。
健康なときでも、お金や保険の管理なんてできなかったのに、病み上がりの身には負担が大きすぎる。詳しい方やお得な情報をご存じの方がいらっしゃったら、ぜひとも教えてください。

(新年にふさわしい曲ってなんだろ? と考えていたら、ラジオでこの曲がかかっていました。ボノ氏の素目が新鮮ですね)


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