怖がりな私の乳がん生きのばし日記 ⑲がんになって一番よかったことは?
2021年9月2日
がんになってよかったこと?
そんなんあるわけないやろ~~~~~~~~~
と思っていたけれど、先日、読書会関係の方から、以下のようなメールをいただきました。
少し前に骨折されて、入院して手術することになったらしく……
闘病記、大変な内容なのに、そこはかとなくユーモアも感じられて、毎回楽しみにして読ませていただいています。
私も全身麻酔手術の翌日、もう1回再手術となった時に、「えーっ」と思いながらも、信藤さんも再手術されて、成功しているから大丈夫と、勝手に頼りにさせていただきました。読ませていただいていて本当によかったなと感謝しています。
なんと!!!
そう、もう手術が終わったと喜んでいたときに再手術を宣告されると、ほんとがっくりする。腰が抜けるかと思った。
けれどもこの方も、私と同様に再手術も無事に成功して、現在はリハビリに励まれているそうです。お互い、頑張りましょう!
しかし、それにしても、私の闘病記が役に立つことがあるなんて、夢にも思っていなかった……
いやもちろん、書きはじめたときは、同じ病気の人に少しでも役に立つ情報を提供できれば、と考えていた。
また、病気だろうか? と不安を感じながらも、検査や手術が怖くて尻込みしている人に、こんなに怖がりの私でもなんとか手術を乗り切ることができたのだから、きっと大丈夫! と伝えることができれば、とも願っていた。
ところが、どういうわけだか書き進めていくと、有用な情報はどこへやら、私の胸って必要なのか? とか、おしっこの管に閉口したとか、検査代が高くて目をむいたとか、自分のどうでもいい感想がメインになってしまい、
これでいいのだろうか? と疑問を抱きつつも、まあ少なくとも備忘録になるし……と、自らに言いきかせて現在に至っているので、
この闘病記に「感謝」していると聞かせてもらったときは、まさか!!!と仰天しつつも、がんになった甲斐があったものだとつくづく思った。
がんになってよかったわけではもちろんないけれど、がんになって起きた出来事のなかで一番うれしかった。
2021年9月5日
そんなしみじみした感慨とともに、この日はユニコーンのライブへ。
もう30年以上も彼らの音楽を聴き続けているので、十代の頃、二十代の頃、三十代の頃……と、自分の年齢や状況がどれだけ変化しても、ライブに行けば、いつも変わらず受けとめてもらえるような心持ちになる。
心の錨をおろせる場所、つまり波止場のようなものだろうか。
この数か月、いろいろあったけれど、またライブに戻ることができて安堵した。コロナもあるので、どうなることかと心配だったけれど……
生の音楽の力で見事に完治した!と心の底から思った。
(いや、先生や病院関係者の方たちのおかげですが)
そんなこんなで、免疫力が爆上がり!!した一週間でした。
(↓三曲目のこの曲で、思わず涙がこぼれそうに。PVでもわかるように、おふざけの要素も多い曲なのですが。錦鯉の長谷川さんに目がいきますね)
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