「いつまで女子か」問題におもうこと

ジェーン・スーさまの「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を楽しみに読んでいます。最近「共感力」を養うトレーニング中なので、まずはスー様のおっしゃることを静かに聴きます。(いや、読んでます。ニヤニヤしながら)

とはいえそのまま「はぁ~おっしゃる通りだったわ、さすが姐さん」でおわらすのも盲目ってもんで、そのあとで、ちょっとだけ自分でも考えてみるようにしております。
スーさまの言う国語辞典の「女子」を説明する際の3つ目に入るべき、『幼少から死ぬまで女の心に宿る嗜好性・指向性・志向性などのスピリッツ』について。

本が出版されたのは今から2年ほど前。今やもう世代を超えて、自身を「女子」と名乗ることへの抵抗感は消えつつあるようにも感じたりもしています。
「女子」って言葉は、便利ですよね。未婚も既婚も無職もキャリアウーマンも老いも若きもひっくるめてくれる言葉。英語でGIRLにされてしまうと、アラフォーの私にはまぶしすぎるけど、母にも妻にもキャリアウーマンにもなれていない自分にとって、「女子」というワードの包容力ったら…ミズとかミセス、マドモアゼルとマダム、、そんな容赦なく切り分けられる世界に比べた時の優しさったら。
女性の生き方・働き方が変わっていくなかで、自分に正直に情報発信をする方が増えてきた中で、「女子」の捉え方もこの2年で市民権と承認・耐性を得て、より広く使われるようになったのかな、とも思えます。(とはいえ、まだTPOや許容量はあるんでしょうが…)

で、この問題を考えながら、話の脱線しがちな自分は「女史」という言葉を思い出しました。  時々いません?「〇〇女史に確認。」と、「女子」ではなく「女史」扱いしてくださる方。特に仕事関係の年齢高めのおじさまが使われます。新人の時には「さん」づけだったのが、気づいたら「女史」に変わっていた経験も。
女史を辞書で引くと「社会的地位・名声のある女性」とありますが、なんとなく揶揄されている気がして引け目を感じてしまいます。(自己承認力を高めれば、「あら、頑張って仕事しているのを認めてくれたのね」となるのかしら…)
というわけで、「いつから女史だ!?」問題は「いつまで女史に引け目を感じるんだ」問題へと変貌を遂げそうです。

追伸:そもそも、「いつまで女史という言葉を使う人はいるんだ」問題も…今のところ最年少は39歳の会社の先輩です


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?