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自閉症の長男、中学校に行くの話①

長男が自閉スペクトラム症と診断されたのは、小学5年生の時だった。

それまでは、普通に学校に通えていたのだが、ある日、クラスの子に意地悪をされてから学校に行けなくなった。

私自身が不登校の経験があり、学校が嫌いだった為、長男を無理に学校に行かせる事には反対だった。

「僕はクラスの中にいるのをずっと我慢してたんだ」

長男のこの言葉にショックを受けた。親として気づいてあげられなかった。

確かに小さい頃から、大きな音や騒がしい場所は苦手だったが、そこまで気にしたことはなかった。
もっとその事を気に掛けてたら、もっと早い段階で辛かった事に気づいてあげられたのかもしれない。

私は、子供をサポートする為にフルタイムで働いていた仕事を辞めた。

長男は、学校を休んだ日もあったが、相談室で特別にサポートを受けながら小学校卒業までを過ごした。


6年生で卒業が近づいてきた頃、中学校へ見学にいき、自分で支援学級に入る事を決めた。

担任の先生、支援の先生、教頭先生、校長先生とたくさんの先生からサポートを受け、何度も相談や話をさせてもらい、卒業できた長男である。

先生方には、本当に感謝しかない。

さて、自閉症を抱えながら、中学校という大きな環境の変化にどう向き合っていくかが大事になる。

親にできることは少ないのかもしれないけれど、子供の為に精一杯のサポートをしてあげなければいけないと思っている。


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