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叔母の名前が書けない・・・。

 ちょうど夕食の支度をしていた時の事です。その日の献立は、甥っ子リクエストの唐揚げ。火元を離れられない時に限って、来ちゃうんですよね、宅配便。

コロナ禍になってからは、ドアの前に置き配をお願いする事がほとんどなんですが、その日の荷物は受け取りサインが必須の重要書類でした。

そこで、ソファで寛いでいた甥っ子に、受け取りの対応を頼みました。すると玄関から甥っ子の声が聞こえてくる。

「れいかちゃーん!!名前、書かんばってよ!!」
(受け取りサインのこと)

「私の名前書いて〜!」揚げ物をしながら大きな声で返事します。

すると予想外の答えが…

「れいかちゃーん!!名前の漢字がわからーん!!」


なにぃ〜???!!!

叔母の名前の漢字も知らなかったのか。。。そうよね、叔母の名前になんて興味なかったよね。でも叔母ママ、ちょっとショックだわよ。

仕方がないから、また大声で漢字の説明をします。

「王様の王に、命令の令で、『玲』!かおるで『香』!」
こんな説明を宅配ドライバーさんの前でするのも恥ずかしいのですが、やむなし。

「あ〜!わかったぁー!」


揚げ物を終えて、荷物を確認したら、しっかり伝票の宛名に「玲香」って書いてあるじゃん。おいおい。一連のやり取りを宅配員さんはどんな気持ちで聞いていたのだろう?宅配ドライバーさんも「ここに書いてあるよ」って教えてくれてもいい気もするけど・・・。

しかしドライバーさんから見た私たちの関係性は、『叔母と甥っ子』ではなく、『親子』でしょう。きっと、母親の名前も書けない親不孝な息子だと思われたんだろうなぁ~。

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