メディカルアロマと抗ウイルス
人間の歴史の中で、突如現れる感染症と戦ってきたことが何度もあります。
天然痘は紀元前から何度も流行し、人口が大きく減少するほどだったそうです。
ペストは紀元540年〜800年頃、中国からシルクロードを経て沢山の国へ運ばれたそう。
1300年代にも大流行し、ヨーロッパの人口が1/3にもなったと言われます。フィレンツェでは12万人の人口が50年で2万人に減ったとの話も。
今でしたら抗生物質の投与などで対処できるようですが、その時代まだ特効薬はない。
まさに今のコロナ感染蔓延と同じような状態。特効薬もワクチンもない状態でした。
そんな中感染を逃れペストで一家全員が亡くなった家を渡り歩いた四人の泥棒がいた話はとても有名です。
ペストの空気感染や接触感染から逃れたこの四人の泥棒がなにをしていたのか?
それがハーブでした。
四人の泥棒をペストから守ったハーブ
クローブやタイム、ローズマリーなどをビネガーに漬け込み、それを全身に塗ることで感染から免れたという話から『四人の泥棒の酢』が開発、発売され大人気に、その後100年たっても様々な伝染病予防に使われました。
ほとんどの細菌はその酢のなかで30分以上生きられないのだそうです。
預言者で有名なノストラダムスもペスト医師として働き、ハーブを使いました。
時代は違いますがフランス軍医として働いた『アロマテラピー』の祖ジャンバルネも戦争の負傷兵の治療と感染症予防にラベンダーやティートゥリーなどの精油を使いました。
現代では多くの薬が開発され医療は発達しましたが、反面科学的な薬品は必ず副作用があります。
薬は一つの症状に有効でも消化、代謝する際に他の臓器に負担をかけたりソテ副作用をもたらします。
植物から作られた精油は副作用もなく依存性もなく、細胞レベルに働きかけ体の調整をしてくれます。
もちろんそれぞれ植物によって刺激性、光毒性などありますから使用の際は注意が必要なものもあります。
メディカルグレードの精油の抗ウイルス性
もともとアロマオイル、精油は抗菌・抗ウイルス作用があることが知られています。
しかし雑貨扱いで売られている精油とメディカルグレードの精油では効果効能に大きく差があります。
特に抗ウイルス作用がある成分は
*サイプレス・ティートゥリーなどに含まれるモノテルペン
*シダーウッド・ジンジャーなどに含まれるセスキテルペン
*バジル・ペパーミントなどに含まれるモノテルペンアルコール
他にもたくさんありますが、シナモンバークに含まれるシンナムアルデヒドはその高い抗ウイルス性が発見され注目されました。
ですが、その成分がしっかり含まれているかは目で見てもわからないものです。ましてや雑貨扱い(一般的に店舗で販売されている精油)は保管期限もなく残留農薬検査もされず、分析表がついていても偽和されている精油もあったり...。
偽和についてはこちらで書いています。
この問題は本当に難しく、多くのアロマセラピストが常に論争を重ねてますが、安心安全でしっかり効果のある精油を選ぶことができなければ抗ウイルス効果も期待できません。
今できること
アメリカは爆発的感染者増で、5月には1億人に達するだろうとも言われています。とにかく感染を防ぎ、消毒を心がけたいと思います。
彼らは、この新しいコロナウイルスが、SARSやMERSの原因となる「いとこ」などの他のヒトコロナウイルスに似ている場合、金属、ガラス、プラスチックなどの表面に9日間とどまることができると結論付けました(比較すると、インフルエンザウイルス表面上で約48時間しか持続できません。)
しかし、それらのいくつかは、華氏86度(摂氏30度)を超える温度では、長く活動しません。著者らはまた、これらのコロナウイルスは家庭用消毒剤で効果的に一掃できることを発見した。 livescienceより抜粋
物の表面に9日間とどまるとも。
止むを得ず出かける場合は消毒用スプレー、消毒用ジェルを携帯して
消毒用のスプレーやハンドジェルはエタノールがあれば作ることもできます。こちらにつくり方を記載しています↓
植物の力がもたらすもの
もちろん西洋医療の代わりにはなりませんが、西洋医療ができないことをもたらしてくれます。
未知の病気と戦うにはこれまでのデータが有効ではないかもしれない。
これまでの多くの病気や菌、ウイルスに対してのアロマセラピーのエビデンスはたくさん出ています。
アロマの活用法
そうしたものを参考に私が行なっているのは
*アロママッサージで免疫力向上
*アロマヒーリングで心を落ち着ける
*精油を使ったスプレーで除菌
*アロマバスでデトックス
*各部屋に精油をディフューズ
おかげさまで毎年風邪もインフルエンザも無縁です。
スプレーやアロマアイテムはこちらでご覧いただけます。
効果のある精油をすでに使っている方はご自分で作ってみてくださいね。
こちらにハンドジェルとスプレーの作り方を記載しています↓
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