「Googleマップ」と韓国の地図アプリ「NAVERマップ」のUIを比較してみた!
안녕하세요~~!!(アンニョンハセヨ)れいかぴ(@re_ka310)です。
卒業旅行で韓国に3泊4日行ってまいりました!
めちゃくちゃ楽しかった… そしてご飯が美味しすぎて大号泣
本場のサムギョプサルに感動しました。
さてさて、本題ですが、韓国では地図アプリとしてGoogleマップが主流ではないことをご存知でしょうか?
韓国では、Googleマップではなく「NAVER Map」というアプリが主流らしく、韓国に旅行に行く際に日本人はみなインストールすると聞きました。
【NAVER Map についてはこちらから💁】
アプリ・サービス大好きな私はすぐにインストールしてみたものの、
日本ではGoogleマップが当たり前すぎて、こちらのアプリをうまく使いこなせるかは不安でした🥺 ちな、筆者は方向音痴 (゚Д゚;≡;゚д゚); デス。
しかし!しかし!しかし!
NAVER Mapを使ったこの旅行中、一度も迷子にならずに目的地に辿り着いたのです!🫶(大快挙)
なーーーーんか、使いやすい…。けど、何が違うのだ!
ということで、私をよく迷子にさせる(?)Googleマップと、NAVER MapのUIの違いを比較・観察してみたので、是非ご覧いただけると嬉しいです🫶
1. 現在地の表示
【共通点】
ユーザーの位置を表現するUIは、Fill=Blue, Stroke=White のデザイン、カラーコードもほとんど同じ。
【相違点】
ユーザーが向いている方角を表示するUIは、Googleマップは、懐中電灯ライト的な表現で、NAVER Mapは三角矢印(▶︎)タイプ。
Googleマップにおいて、ユーザーの位置を表す青丸の周縁に表示される円は、地図を拡大するほど大きくなる、また一定の縮尺を超えると表示されなくなる。NAVER Mapは常に同じ大きさで表示されている。
Googleマップにおいて、ユーザーの位置を表す青丸の白いStorokeは線の太さが常に太くなったり細くなったりする(アニメーションが実装されている)。NAVER MapにはないUI。
2. 目的地の検索結果
【共通点】
検索結果の詳細を表示するためのUIは、ハーフモーダルを採用。
目的地を表示するUIについて、ピン📍デザインを採用している点は同じ。
【相違点】
検索した状態で表示されるハーフモーダルは、Googleマップでは大きく、Naver Mapでは小さい。
Googleマップの方ができるだけ多くの情報を表示しようとしているが、Naver Mapでは限定して情報を表示しているような印象。
Googleマップはイマーシブビュー(高解像度ストリートビュー)が写真とともに表示される。NAVER Mapにはない。
目的地を表示するUIについて、NAVER Mapでは、他の場所と目的地のデザイン差分が大きい(強弱が強い)。一方、Googleマップも差分はあるものの、他の場所とのサイズの違いが小さかったりする。
Googleマップは基本的にアイコンの右に機能名称(経路,電話など)を表示しているが、NAVER Mapでは名称の表示はなし。
3. 経路案内
【共通点】
地図の上にハーフモーダルを重ねるというレイアウトは同じ。
基本的に表示されている情報は同じ(所要時間,距離, 使用路線の伝え方など)。
【相違点】
Googleマップは、【かかる時間+距離】の順で表示しているが、NAVER Mapは【距離+かかる時間(←太字)】の順で表示しており、若干異なる(しかし、いずれも距離より時間を強調している)。
Googleマップは時刻表示を右に配置しているが、NAVER Mapは時刻表示を左に配置している。
NAVER Mapには出発地と到着地のピンにそれぞれ【発】と【着】の文字があるので、どちらの方角に向かえば良いか理解しやすい。
ブランドカラーに関わる点でもあるが、GoogleマップよりNAVER Mapの方が全体的にカラーが強い、コントラストが強い印象。
NAVER MapはGoogleマップより時刻表が見やすい(一般的な時刻表のデザインと同じで出発時刻と到着時刻を一覧で表示するスタイルを採用しているため ↓↓↓)。
じっくり観察してみると、やはり違いが見えました👀
特に、経路案内画面では違いが顕著ですね。NAVER Mapの方が上手く強弱を大きくつけたデザインになっており、視線誘導がとってもGoodなUIであると思います。
★番外編:ここを直してよ!NAVER Map!
ベタ褒めしてきたNAVER Mapですが、2点直して欲しいUIがあります。
1. ライティング
場所を検索した次の操作として以下のボタンを押す必要があります。
検索した場所"から"出発したいとき→「出発」ボタンを押す
検索した場所"に"到着したいとき→「到着」ボタンを押す
こちら、本当に適したライティングでしょうか?
「出発」と「到着」という言葉は「〇〇から××に」という情報がないと、機能しない(理解しづらい)言葉だと思います。
また、「出発」も「到着」も「向かう」という同じ意味で捉えることができるので、この2つのボタンは何が違うのか操作に迷いが生じます。
改善するとしたら、
「出発」→「ここから行く」
「到着」→「ここに向かう」
などでしょうか。ちょっとボタンに収まりそうになりですね。
そのため、そもそも「到着」ボタンだけを表示することを提案したいです。
なぜなら、そもそも検索した場所=到着したい場所 であるユースケースが多いことが予想できるためです。
また「出発(ここから行く)」機能を使うユースケースがあるとしても、この画面ではなくても操作できる余地があるので、問題ないのではないでしょうか。
文化の違いでユースケースが異なる可能性もあるため、ユーザーリサーチしないとなんとも言えませんが、この点は使いにくかったです。
また、翻訳の問題で、伝わりづらい言葉がチョイスされた可能性も考えられますね。
2. 出発地のエンプティステートに"現在地"が入って欲しい
NAVER Map、出発地がマジでEmpty(空)なんですよね。笑
ほとんどのユースケースが、"現在地"から出発することが予測できます。また、現在地から出発しないケースがあるとしても、[未入力の状態→入力] or [現在地→入力] というように1回は操作が発生することには変わらないので、エンプティステートには"現在地"を入れることを提案したいです…。
もしかしたら私がGoogleマップの使い方に慣れすぎているだけかもしれませんが…!笑
補足 なぜ韓国ではGoogleマップが使われない!?
そもそもですが、なぜ韓国ではGoogleマップではなくNAVER Mapが使用されるのでしょうか?
それは、軍の保安の関係で「Google Map」への情報提供に制限があるからだと一般的に言われています。
また、韓国人の友人に聞いたところ、韓国では自国のアプリを使用するのが普通らしく、海外のアプリは参入しにくい傾向にあるとのこと。
そのため同様に、タクシーアプリはUberより、Kakao Tという韓国開発のアプリが使用されていたりします。
まとめ:Winner~〇〇〇〇〇 〇〇〇!!!
本当に、数日間「目的地検索」アプリとして使用したイチユーザーとしては、NAVER Mapの方が使いやすかったです…!
やはりさすがのGoogle先生なので情報量や高技術な機能、といった面ではGoogleマップの方が優れているようにも思いましたが、特に経路案内画面においてはNAVER Mapの方が情報設計が上手く、迷いなく目的地まで突き進める印象だったので、私はNAVER Map推しです🫶
よく考えると、地図アプリって大体焦りながら使用するため、ユーザーの心理状態はよろしくないことが想像できますね。
そのため、一画面に情報をいかに上手く収めるか、また、いかに操作数を減らすかが肝になってきそう…!難しそう…。
皆様の、推し地図系アプリあれば教えてください🫶
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