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それぞれの「スーパー〇〇モード」を発動して学べたらいいのに

こんにちは。
英語コーチの ながき れいか です。

今日は、1人1人に合った学び方で
英語学習をする尊さに気がつかせてくれた
息子
について書きます。

彼は読み書きが苦手。
体育と数学が得意。
お金や経済に並々ならぬ関心がある。
予想不可能な動きをするから動物は嫌い。


春休み満喫中の彼と、今朝
中2の1年間の総括と、来年の目標を
話しました。

今年度の彼の目標は

・数学のテストを頑張る
・英検3級に受かる

努力の甲斐あり、どちらも達成。
(数学のテストに関しては自己評価)

彼は得意不得意、興味のアリナシが
とてもハッキリしていて、
学校のテストは数学以外、低迷中。

社会や理科は、8点とか12点とか
「何点満点のテストだろう」なんて
調子です。


そんな彼が「来年は国語がイケる」
言うのです。

漢字の書きが小1レベルの彼と国語。
あまり相性は良くなさそう...

どうしてか聞いてみると

「テストで漢字の知識問題ばかり出す、忌まわしい先生が学校辞めるのよ〜」

と笑顔で教えてくれました。
嬉しそうな様子が少し失礼な気もしますが。

国語のテストの点数が振るわないことに、
「漢字問題がこんなに出なければ」と
憤ってたこと、気がつきませんでした。

普段の彼は、自分が漢字を書けないことを
受け入れていて、全く気にしていません。

我が家では、彼のノート、作文を
「スーパーひらがなモードで書いてるね」
と笑っています。

実際、口は達者だし、体は大きい彼が
ほぼ100%平仮名で書く作文は、
とても愉快に目に映ります。


スーパーひらがなモードが生まれた時

小学低学年の頃、毎週のように
漢字テストがありました。

今でもよく覚えています。水曜日でした。
月曜日からノートに一生懸命書く、
声に出して読む。火曜日も。

それでも、クラスのほとんどが
全問正解のテストで、彼はいつも
半分くらいしかできなかった。

私は、いつも

「漢字テストの点数なんて、気にしなくていいよ。大人になってから『小学生の頃の漢字テストは何点でしたか?』なんて聞かれることないよ。」

と言っていましたが、担任の先生の
励まし(????) もあり、彼は努力を
続けました。2年生の1学期まで。


夏休み明け
漢字テストの勉強への熱意は消えた。
結果は、20点満点中2点やら4点。

夏休みの宿題だった絵日記に
担任の先生からのコメント

「もっと習った漢字を使いましょう」

息子は、そのコメントを読んで

「だって漢字なんて思い出そうとしてたら、書きたいことを忘れちゃうんだよ。頭に浮かんだことをドンドン書きたい。止めたくない」

そんな風に考えていたなんて頼もしい。
いいじゃん、と思いました。

「それは、漢字を書けないんじゃなくて、スーパーひらがなモードだよ。クリエイティビティを止めないための特別モード。全部ひらがなでもOK。ドンドン書いて。」

中2になった今も
スーパーひらがなモードは
健在です。

次の国語の先生は、彼の作文力を
見てくれるだろうか。
結構、面白いこと書くんです!


2年前、高校受験は絶対無理だから、と
妙な理由から中高一貫校に進学した彼。

初の三者面談で、読み書き障害について
話したら、担任の先生が

「状況は理解しましたが、特別な配慮はできません。不公平になりますから」

1人1人の特性に合わせて、それぞれが
力を発揮できるように環境を整えるのは
決して不公平だとは思わない。

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2024年4月から私立の学校でも
合理的配慮は法的義務になる。
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なにか、変わるのだろうか。

変わるにしろ、変わらないにしろ
彼のマイペースな歩みを応援したい。

彼の得意なこと、興味のあることを
忌まわしい先生や環境に惑わされず
できるように。

みんなが、それぞれの
「スーパー〇〇モード」を発動して
特性を活かして学べるのかいい。


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