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ビリーフ(信念)は人それぞれ;正しいも間違っているもない;マッチングが大事

こんにちは!
英語コーチ ながきれいか です。


昨日は雪が降っているだけじゃなく
風も強く、「これが吹雪か〜」
というような天気でした。

外はそんな天候でも
オンラインで仕事をさせていただいているので
あまり影響を受けずにいられるのは有難いです。
寒いのが本当に苦手なので。

先日、「英語学び直しをしたい」
という方のカウンセリングをしたとき
とてもショッキングなことを聞きました。

英語学習歴を聞いているとき
「これまでの英語学習にどんな思いを持っていますか?」
とお聞きしたら、

「aとtheの使い分けについて質問したら、先生に『そんな細かいことを気にしているから、いつまでも喋れるようにならないんだ』と罵倒されたことで、一気に英語が嫌いになりました」

恐ろしい先生に
当たってしまったようです。

虫の居所が悪かったのか、
英語を習得して欲しいとの情熱がすぎるのか…

学び始めは細かいことを
気にし過ぎないほうが良い、
とアドバイスをするにしても
言い方ってあると思います。

そもそも、a と theの使い分けが
細かいから不要なことか
細かいけど気になるから知りたいことか、
決めるのは学習者本人
だと。


第二言語習得論に
言語学習のビリーフという考え方が
あります。

ビリーフ:
言語習得に関して、どのようにすれば言語ができるようになるかの考え方。

日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版 p.338

教師側のビリーフ
「こんなふうに教えたらいいだろう」

学習者側のビリーフ
「あんなふうに学びたいな」

一致しているとプラスの効果が得られ、
異なるとマイナスの効果が生まれる。


例えば、
会話を楽しみながら英語を身につけたいと
思っている学習者が
机に向かって問題集を解くのが1番効果的だと
考えている教師に教えてもらうと

「つまらん」
「こんなことがやりたいんじゃない」
と不満に感じる。

結果、英語の上達はあまり期待できない。

逆に
洋楽を聴きまくるのが最適の学習法だと
考えている教師のもとに
同じビリーフをもつ学習者が来たら
とても楽しく英語が学べ、学習効果も期待できる。


不幸にも、学習者側と教師側のビリーフが
不一致があると、一気に英語が嫌いになることも。


でも、ビリーフは固定的なものじゃなくて
経験や外からの影響で変わるもの。

だから、いつも偏見のない柔軟な心で
相手のビリーフに向き合う。
異なったビリーフを持っていたら
自分の考え方も伝えて一緒にベストな方法を探す。

そのプロセスの中でお互いの
固定観念が外せていけたら最高。

どうしても折り合いがつきそうにない時は
道を別にすることもある。

英語のテキストや学習方法と同じで
色んなビリーフがあるからこそ、
マッチングが大事

その昔、英語に挫折したのは
マッチングがうまくいってなかっただけかも。


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