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海外展示会に参加して見えたこと

生徒さんが海外の展示会に出展しました。
まだ英語を始めたばかりの方で
「こんな状態で行っていいのだろうか」
と心配しながらの渡航でした。

今回は付き添いサポートサービス(私ではなく他社さん)を
使うとのことなので、
出会い頭の会社紹介とイチオシ商品の
説明だけ完璧にしましょう、
という目標で英語を勉強していました。

渡航直前は「もうやるしかない」と
覚悟が決まった爽やかな顔でした。

帰ってきて聞いた感想から
大切なことを教えていただいたので
それを共有していきます。


1)思っている以上に、人は優しい

生徒さんが英語を学び始めた時
「ビジネス英語」という言葉から
イメージした
英語を話すシチュエーションは

会議室のテーブルを囲んで
大きな身振り手振りで
自己主張をする人々

話そうとしても会話に入る
タイミングも見つけられないまま
何も話さない自分。
というイメージを持っていたそうです。

ビジネスで英語を使うには
ガンガンいかなくちゃ
誰にも話を聞いてもらえない。

今回の展示会で、このイメージが
(いい意味で)完全に崩されたそうです。

言葉に詰まったら
「〇〇ってこと?それとも▽▽ってこと?」
と助け舟を出してくれた。

相手の言っていることが
聞き取れなかったら
わざわざ紙に書いてくれた。

人の優しさを感じることが
たくさんあったそうです。

私自身もこういう体験に何度も
救われて英語を少しずつ話せるようになりました。

「もっと頑張ろう」
「もっと話せるようになりたい」
って思ったそうです。

2)決め台詞を用意しよう

前回、海外の展示会に行った時と
今回でご自身の英語力を
比べると、正直そこまで
大きな変化はまだないそうです。

それでも今回は
たくさんの人と話す機会を
作れたそうです。

その秘密はたった1つの英文です

Here is a sample of our product.
 (こちらは我々の商品の試供品です)

この英文を1番多く使ったそうです。

前回も同様に
試供品を配ったそうです。
ただ、「なんか言ったほうがいい気がする」と
思いつつ、黙って差し出していたそうです。
そして、黙って差し出すのにも
気が引けてしまった。
(タダで物をあげるのに遠慮するなんて
とても慎み深いです。見習いたいです)

とにかく「試供品を配る英文」が
あるだけで心強く
どんどん配って、たくさんの
人と話すことができたそうです。

すぐに英語を使う必要がある場合、
話す状況を具体的に想像して
必須表現を洗い出して
準備をすることで
良い結果を導き出せるんですね。

あと2つシェアしたいことが
あったのですが
長くなってしまったので
また次回に書くことにします。


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