算命学鑑定士が考える、占いとの向き合い方

どうも並奈伶征です。
今日は私が考える、占い師(鑑定士)としてはタブーであろう考えについて書いていきます。
賛否両論ありそうですが、あくまでも私の考えはこうだよ、という感じです。


鑑定をしていると、依頼者様の要望と反するような鑑定結果になる事がままあります。
・今年起業したい→天中殺だからやめておいた方がいい
・この人と結婚したい→相性が天剋地冲なのでやめておいた方がいい
など。

そういう時はもちろんやめておいた方がいいと伝えますが、その上で《所詮占い》という言葉を使って進むように励ますことがあります。
(本来算命学は占いとは異なりますが、少ない時間で短い言葉で分かりやすい言葉として使います。今後はなるべく使わないようにしようかなぁ…とも検討中ですがこの時点では使っているのでそのまま記載します)

この《所詮占い》という言葉に込めているのは、鑑定結果を跳ね飛ばすほどの実現力を持って向かって行って欲しい、ということなんです。

私は、こうして鑑定士をしていますが出来ればあまり鑑定や占いに依存はして欲しくないのです。
というのも、やはり自分の人生ですから、人生の最後には後悔なかったと思うように生きていて欲しいんですよね。

鑑定士として、こうなりやすいよ、こうした方がいいよ、という道は示しますが最終的にそこに向かうのは依頼者様自身な訳です。

算命学というのは、ゲームの説明書のようなものです。
この人にはこういうスキルがあるよ、こういう風に操作した方がいいよ、こういうステージが次には来るよ…というような事が分かります。
ですので、それに沿って行くようにすればもちろん困難はありつつも人生は進みやすくなっていきますね。

しかし、だからと言ってそこに自分の意思を介在させず、言われるがままに生きるだけではやっぱりよくないな、と思うのです。
人生のルールとして鑑定結果を把握したうえで、たとえ向いてないと言われてもそれでも成し遂げたいと思う事があるのであれば自分の気持ちを優先して欲しいなと私は考えます。

ゲームの説明書では確かに向いてないけど、縛りプレイでゲームがクリアできるように辛くて苦しいけど実現できるということはあるはずです。

だから鑑定士(占い師)に反対のことを言われたからって、願望をあきらめないで欲しいなと思うんですよね。
もちろん、天中殺の時期に起業したり、天剋地冲の相手との結婚は最終的には苦労の連続となるでしょう。倒産や離婚を経験する可能性もとても高いです。
しかしそれでも、その時の自分がやりたい!と思うのであればそこに向かって突き進んで苦しんでもそれはそれでいい人生なんじゃないかな、なんて考えます。

やってみて、苦労してみて、そこで初めてわかることもありますからね。
悔いのない人生を歩むためには、どれだけ自分が自己決定権を持って生きてきたかというのが大切だろうと私は感じます。
後から、やっぱりあの時の鑑定で言われた通りにやめておけばよかった…!!!と思う事にはもちろんなってしまう事が多いとは思いますが、それでも自分で決定して自分で進んだ道であれば、そこから何か学べることもあるでしょう。

人生山あり谷ありなのは算命学の通りに生きていても避けられませんしね。もちろん押し寄せる困難が弱くなったりはしますが。

なので、私の鑑定に限らず、占いにあまり依存し過ぎず、自分の意思で自分の人生を生きて欲しいなと思う次第です。


最後に私の実体験ですが、まだ私が会社員だった頃、占い師さん(四柱推命)に会社を辞めるのはあと3ヶ月待った方がいいと言われました。

しかし私はどうしても耐えきれず1ヶ月で退職。
そして3ヶ月後には私が最もストレスだった業務は所属部署からはなくなり、かなり私の働きやすい環境と変化していました😂w

なので、占い通りあと3ヶ月耐えていればもしかしたらまだ会社員として働き続けていたかもしれません。

しかし、私は辞めたことは全く後悔していないんですね。
というのも、会社を辞めたからこそ紆余曲折はありながらもこうして算命学を学ぶ事ができていたり、その時のままでは出来なかったことや出会わなかった事に出会ったりしているわけです。(今から見ると天中殺期間中じゃなかった、というのが大きいと思いますが)

むしろ辞めた事で、自分らしく生きられるようになっています。

あとは、当時付き合っていた恋人と別れた方がいいとどんな占い師にも言われてましたが3年近く付き合い続けていました。
結果的には別れてしまい、別れたあとは別れてよかったー!!と思うような結果にはなってしまいましたが、当時の3年間にはいい思い出も沢山あり、付き合い続けた事に後悔は全くしていません。

なので、最終的に占い通りになったとしても、自分で自分の進みたい道を歩いて行くということが人生の上で大切だろうな、と身をもって感じているのです。だからこそ、《所詮占い》と伝えてしまいます。もちろんお金を払って受けていただいていますし、私も鑑定には自信を持っていますが、私が伝えるこの言葉にはそういう意味があるよ、という事を今回はお伝えしてみました。

まぁ、鑑定結果通りに動いてくれた方がいい方向に進む、というのは前提とした上でのお話ですので一応そこは頭に入れておいてくださいね…笑

それではまた。

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