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後遺症あれこれ

一年半前のコロナ罹患後、それまで平熱35°台だった僕の体温は36台に安定し末端冷え性も改善して真冬でもストンと眠りに落ちるようになった。

味覚を奪われて何を食べても美味しく感じないので食欲が無くなって激痩せしてしまう事や、眠っていたヘルペスウィルスが刺激されて顔面麻痺が起こってしまう事は歓迎できない症状だが、聴覚が依然としてサラウンドなのはご機嫌だ。いつでもどこでもドルビーサラウンド。調子が良い時は真後ろから音が聴こえるのでどんな高性能のスピーカーやヘッドホンにも劣らない性能だと自負している。

その代わり、真正面の音を真正面の音として認識出来ないので若干距離感がバグってしまい度々色々な物にぶつかりそうになるのは困ったものだ。

その他にもオレンジジュースが大好物になったりポジティブな方向へと思考回路が変わったりと、重症化してしまう方には申し訳ないが僕にとってコロナは案外悪いもんでもない。

そういえばパーソナルスペースがとても広くて半径100m以内に誰も近寄って欲しくない性分ではあるが、最近気がつくと至近距離に人が居てもあまり気にならなくなっている。これは一体どうしたことだろう。パーソナルスペースが狭くなった、というよりサラウンドイヤーに拠る距離感エラーなのだろうか。理由はどうあれ、ウェルカムムードが演出できるようになっていたとしたらそれはまた良い後遺症であろう。

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