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資格試験のモチベーションについて

はじめに

 以前、国税徴収法に関する初noteを投稿して多くの反響をいただいたと同時に、備忘録としても優れていると感じたので、これからもたまーに投稿していきたいと思いました。今回は、受験生時代に意識していたことを、主にモチベーションの観点から綴ってみます。

モチベーションについて

 私は、税理士試験の勉強を大学2年生の9月に開始したのですが、いきなり税理士試験の内容に触れるのではなく、初めに、脳の構造(記憶のメカニズム)とモチベーションの仕組みについて勉強しました。税理士試験をはじめとした長距離走となる公認会計士試験や司法試験などは、上記の仕組みを理解することがとても大切だと思います。ここではモチベーションについてのみ言及します。私はモチベーションについて、星渉著の「神モチベーション」という本から学びました。この本の概要を簡単に説明します。モチベーションは3種類存在し、「ハイモチベーション」「アクションモチベーション」「ギャップモチベーション」です。結論から先に述べますと、ギャップモチベーションが正義です。ハイモチベーションとは、突発的にやる気に満ち溢れた状態になることを指します。急に出したやる気はすぐに消えるので長距離走である資格勉強には向きません。参考書を買った瞬間やトレーニングジムの入会時に、最もモチベーションが高くなるという経験をしたことがある人も多いと思います。これが、ハイモチベーションであり、資格勉強には向きません。次に、アクションモチベーションについてですが、作業興奮によるモチベーションのことです。作業興奮とは、初めはやる気がなかったのに作業をしているうちに、どんどんモチベーションが上がってきてやる気が出てくるというもので、心理学でも効果が認められています。しかし、取り掛かると徐々にやる気が出ると言われても、最初のステップである「取り掛かる」という部分の難易度が高すぎるのが弱点です。最後に肝心の、ギャップモチベーションについてです。ギャップとは、「現実」と「理想」の状態の「差」のことです。現実と理想の間にギャップがあると、意志とは関係なく脳が勝手にやる気を出してくれます。これが、ギャップモチベーションです。例えば、10時から取引先との重要な打合せの約束があったとします。そして自分の会社から取引先までは徒歩15分かかります。しかし、今の時刻は9時50分です。どうしますか?という問いがあれば、ほとんどの人は、「タクシーを使う」などといった回答をすると思います。この場合、やる気があるか無いかに関係なく、遅れてしまいそうになっている「現実」と指定された時間に間に合わせるという「理想」のギャップを少しでも埋めるために、急いでタクシーに乗るという行動を「自動的に」するはずです。これが、ギャップモチベーションの仕組みであり、私は税理士試験においてこのモチベーションを用いました。1年後試験に合格するという理想を掲げ、合格証書を見て喜ぶ瞬間を常日頃から想像していました。そうすることによって、「12月に合格証書を見るためには今日はこの量をやるべきだ」と自動的にやる気が出ていました。

勉強において重要であること

 私が、勉強において重要であると考えることは、「どれだけ脳に負荷をかけるか」と「自信」の二点です。前者に関していえば、量より質、質より量という話ではなく、脳に負荷をかけた分学習は定着すると思うので、単純に勉強時間にこだわる必要はないと考えます。矛盾するようですが、あくまで圧倒的な勉強時間は必要であると思うので、その上でどれだけ脳を刺激できたかが重要だと考えます。後者の自信に関していえば、完全に持論でありエビデンスなどありませんが、自信は大切であると考えます。その理由は、例えば、ある事象の暗記をする際に、自信を持って「自分は天才であるからこれくらい余裕で覚えることができる」と考えると、脳が覚えるべき事象と判断し、暗記が定着しやすくなると考えます。

おわりに

 「まあ勉強なんて人それぞれ自分に合ったやり方があるしなぁ」とか思いながらだらだらと書きました。でも究極的にやる気が出ない方は、「ギャップモチベーション」試してみてください。少しはやる気でるかもです!そういえば、2年前くらいにどこかの球団(阪神だったかな?)が「予祝」みたいなのやってたの思い出しました。シーズン前に胴上げとかしてましたっけ。あれもギャップモチベーションと同じことですね。(結果は残念でしたが…)
ここまで読んでいただきありがとうございます!
前回の初noteで、思ってたより「いいね」されて嬉しかったのでいいねください!(ド直球)


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