最近の執筆環境について語ってみる
私は来年還暦を迎えます。びっくりです。人生、そろそろ残り時間を意識する年齢になってしまいました。
だからなのでしょうか、最近は残された時間を何に使うべきなのかを考えるようになりました。
仕事は、できる間はやっていたいです。最近流行りのFIREのように、引退したいなんて全く思いません。身体が動く限り、頭が働く限り働きたいです。
しかし、仕事以外にも生涯続けられることを持っていたいですよね。そこで私が出した結論が、テキストを書くということです。もともと文章を書くのが好きで、10年前は小説を書いていました。ここ数年は仕事が忙しいこともあって、文章書くことも本を読むこともできなくなっていました。
本については、最近、朝、ジムでウォーキングをする際にKindleで読むようになり、月に数冊のペースで読み進めることができるようになってきました。一方で書く方についても、ここ数週間、意を決してNoteにテキストを書くようになってきました。
この記事のような軽い話題からちょっと重い話題まで、自分の興味のあること、自分が書きたいと思うことを書いていきたいと思っています。Noteというプラットフォームはそれに最適なのではないかなと考えています。
毎日テキストを書いていると、自分の執筆スタイルというのも自ずと定まってきます。最近の私の執筆環境について今日は簡単に説明したいと思います。
まず私がメインに使っているデバイスはiPad miniです。iPad miniはキーボードを必要としないと考えています。縦に両手で持ってソフトウェアキーボードを使う。これが1番テキストの入力がはかどります。フリック入力も試してみましたが、私の手には小さすぎて誤入力が多いため諦めました。
書斎の机に座ってテキストを書くときは、iPad Proを使っています。スマートキーボードを購入しましたが、実はあまり使っていません。HHKB Studioを使っています。HHKB StudioはiPad向きのキーボードだと思います。マウスを使う必要がないですし、キーボードから手を離さないでテキストの入力に専念することができます。
テキストを書いているときは、外付けのモニターはつなぎません。気が散るからです。本体の画面に向かってひたすらテキストを書いていきます。画面が余計な情報を妨げるちょうど良い大きさで、かなり集中できます。
この数週間テキストを書いてきて、パソコンはほとんど使っていないことに気づきました。WindowsパソコンもMacBook Proもテキストを書くという目的のためには、ほとんど使っていません。iPadだけで完結しています。
また、テキスト入力の方法としてキーボードを使う以外の方法も使うようになりました。
1つはApple Pencilによる手入力です。手書き文字をデジタルのテキストに変えてくれるスクリブルという機能を使って書いています。執筆全体の2割程度でしょうか。
ちなみにiPad miniのフィルムは着脱可能なザラザラタイプのものを純正カバーに挟む形で保持して使っています。
もう一つの方法は音声入力です。音声入力はiPad miniを使っているときによく使います。変換効率や正確性もかなり高いので、ほとんどテキストを修正する必要がないほどです。
思いつくままに口頭で記述し、後からiPad miniで校正、編集する、そういった執筆スタイルが多くなってきました。執筆全体の3割から4割を占めています。
従い、今の私の執筆スタイルは、キーボードが2割から3割、音声入力がそれよりも若干多くて3割から4割、残りが2、3割程度で手書きを使うという感じです。
何度も言いますが、iPadはテキストを入力する目的のためにはぴったりなデバイスです。パソコンのようにマルチタスクが表に出てこないので、書くというシングルタスクに集中することができます。
またどこにでも持ち運べる大きさなので、特にiPad miniは書斎だけではなく、リビングはもちろん、トイレの中や、喫茶店、出張中の新幹線の中だったり、ホテルの中だったり、どこでもテキストを書くことができます。テキストを書くことについて環境のせいにできなくなりました。
振り返ってみれば、10年前に小説を書いていた頃は、Windowsのデスクトップパソコンに向かっていました。そのあと、しばらくテキストを書かなくなりましたが、今ではiPadが全てになっています。皆さんもぜひ、iPadでキーボードの入力、手書きの入力、音声入力、それぞれを試されたらいかがでしょうか。今までと違ったテキスト書きの醍醐味が味わえると思います。