信頼できない人の言葉は信頼できない
人のことをなかなか信頼できない人っています。初対面の人に対してなら、わからなくもないですが、仲良くなった人に対してもです。
仲良くなった人に対しては、独特の不安があります。仲良くなればなるほど裏切られたときのショックは大きくなります。初対面の人であれば裏切られてもそこまでショックは大きくありません。
人を信頼できないという意味では、初対面の人も仲良くなった人も同じかもしれません。
どうして人を信頼できないのかというと、そもそも自分のことを信頼していないからだと思うのです。
誰だって信頼できない人の言葉は、やっぱり信頼できないものです。信頼している人の言葉と信頼していない人の言葉は、たとえ同じことを言っていたとしても受け取る方からすると全然違います。
これは自分に対しても同じです。自分で自分のことを信頼していなかったら、自分の言葉はやっぱり信頼できないのです。いくら信じたいと思っていても、その言葉を発する自分のことを信頼していないので信じられません。
本当の意味で人のことを信頼するには、まず自分のことを信頼することが先です。そうはいっても、今まで自分を信頼できていない人が、急に信頼するのは難しいかもしれません。
大事なのは、信頼をするかしないかで考えないことです。信頼を電気のスイッチのように ONとOFFで考えてしまうといつまでも信頼できません。少しでも疑いの気持ちが入ってしまったらそれは、信頼していないになってしまうからです。100パーセント信頼できなければそれは、信頼していないと同じになってしまいます。99パーセント以下は0です。
そうではなくて、信頼というのはどれだけ信頼しているかという程度があるものです。電気のスイッチでいうと、明るさを調整できるツマミがあるようなやつです。
ONかOFFのように0か100かではなく、0から100までを調整できるボリュームのような感じです。これであれば、少しずつボリュームを上げるように信頼を積み重ねていくことができます。0と100の間に1〜99があるのです。
こうやって考え方を少し変えるだけでも自分を信頼するハードルは下がると思います。
自分のことを信頼できた分だけ、相手のことも信頼できるようになります。自分を信頼できるようになると、自分の言葉を信頼できるようになるので主体性が戻ってきます。
人によっては夢から覚めた感じがするかもしれません。小さな信頼を積み重ねて行きましょう。
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