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何かが終わると何かが始まる

光と影。陰と陽。ポジティブとネガティブ。こんなふうに、世の中のありとあらゆるものには2つの側面があります。何かが終わるというのはさみしいものですが、それは何かが始まるということでもあります。

3月に中学校を卒業するからこそ、4月に高校の入学があります。出会いがあるからこそ別れがあり、別れがあるからこそ出会いがあります。

諸行無常という言葉がありますが、世の中は絶えず移り変わるものです。影だけを見ているとさみしいかもしれませんが、その反対側には光があると考えられると、さみしさも少しは癒されるのではないでしょうか。

何か大きなものを失ったとき、その喪失感は計り知れないものがあります。ただ、そこに空いた大きなスペースには、やがて新たな出会いで埋め尽くされます。

もちろん今すぐというわけにはいかないでしょう。しばらくはその痛みと向き合う必要があるかもしれません。大事なのは無理して切り替えようとしないことです。

光と影の場合はその境界線がはっきりしていますが、人の感情の場合は境界線は曖昧です。スイッチのオンとオフのように簡単にはいきません。

あらゆるものには2つの側面があります。これはセットで漏れなくついてきます。片方だけというのはあり得ません。いくらその境界線が曖昧でも、必ず反対側はあります。

どうか視野を広げて見てください。時間軸を延ばして考えてみてください。別れという点で見るのではなくて、その後に続く出会いをつないで、線で見てみましょう。

人生はその線を歩むプロセスです。絶えず移り変わっていきます。何かが終わると何かが始まります。別れは思いっきり悲しみ、新たな出会いは思いっきり喜ぶ。そうやって一喜一憂していくのも、人生の醍醐味です。

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