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人間関係の目的は繋がること

人間関係の目的は繋がることであって、
傷つかないことではないと思います。

傷つくことを怖れる気持ちはわかるけれど、
傷つくことを避けていたら、
人と深く繋がることはできません。

傷つかないようにするというのは、
相手と一定の距離を置くことだからです。

例えるなら野良猫みたいな感じでしょうか。
遠くにいると安心して丸く座っているけれど、
少し近づくとすぐに動けるように
前足がスッと出てきます。

さらに近づいて行くと、
走って逃げていきますよね。
これ以上近づかれると、
傷つけられるかもしれないって思うからです。

この距離感なら何かあったとしても、
傷つく前に逃げられます。

これで人と深く繋がることはできるでしょうか?
難しそうですよね。

すべてのモノゴトには、
ポジティブな側面とネガティブな側面の
2つの側面があります。

深い繋がりがもたらす喜びは大きいけれど、
その分だけ愛を失う痛みも大きくなります。

顔見知りくらいの人であれば、
その繋がりがもたらす喜びは少ないけれど、
その分だけ繋がりを失う痛みは
それほど大きくありません。

何か痛いことを言われたとして、
その言葉は誰に言われたかで、
傷の深さはけっこう変わります。

深く繋がっている人からの言葉ほど、
大きな影響を受けます。

それはポジティブな言葉も
ネガティブな言葉も同じです。

相手との間に壁を作っている人よりも、
壁を作らずにハートをオープンにしている人の方が
繋がりやすいです。

これは、
なので壁を取っ払おうというほど、
簡単な話しではないと思います。

壁を作ってしまうのは、
傷つきたくないからです。

では逆に、
壁を作らない人はどうして作らないで
いられるのでしょうか?

壁を作るというのは、
鎧を着て人前に出るような感じです。

ハートオープンというのは、
裸で人前に出るような感じです。

裸で人前に出て、
万が一傷つけられたらどうするのでしょうか?

僕もそうなのでわかりますが、
壁を作る人はこの辺がなかなか理解できません。

人との深い繋がりの喜びを知っているかどうかは、
とても大きいと思います。

傷つく痛みよりも、
深く繋がる喜びが上回るとき、
ハートをオープンにしてみようって
思えるようになります。

一度にそう思えるようになるのではなく、
少しずつかもしれません。

結局のところ、
人と壁を作ると傷つかないようにはなりますが、
その分だけさみしさが生まれます。

傷つくのが嫌なのは誰でも同じですが、
実際に傷つかないようにはできません。

傷つかないことって、
人との繋がりを犠牲にするほど
大切なことでしょうか?

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