見出し画像

どう助けて欲しいかはわからなくても大丈夫

誰かに助けて欲しいときって、どう助けて欲しいかはわからないものです。それだと助けを求められる側も、どう助けていいかわからない。だから、つい助けを求めるのをためらってしまう。こんなことって結構あるかもしれません。

でも、大丈夫です。それはごく普通のことです。本当に困っているときは、具体的にこれとこれを助けて欲しいなんて、頭の中がクリアになっているはずがない。逆に混乱しているはずです。むしろそういう状態のときこそ、誰かの助けが必要なんです。

どう助けて欲しいかなんて要りません。ただ誰かに話を聞いてもらうだけでも心は癒されてくるものです。とにかく内側に溜まったものを外に吐き出してあげてください。きっと、話を聞いてもらうからこそ、悩んでいることや助けて欲しいことがはっきりしてきます。人に話すことで思考と感情が整理されてくるからです。

誰かに助けてもらうというのは、誰かに話しを聞いてもらうこと、とほぼ同じなのかもしれません。

自己解決して解消したつもりになってしまうのがいちばんよくないと思います。悲しみやさみしさといった感情と、1人で真っ直ぐ向き合うのは怖いことです。自分1人だと思考では解決したつもりになっていても、感情が置き去りになっていることが多いと思います。

誰かに助けを求められる人は、実は強い人です。助けを求めるというのは、弱みを見せることです。なかなか抵抗があります。助けを求めることが苦手な人も多いと思います。ただ、人は1人では生きていけないんです。

助けて欲しいときは、どう助けて欲しいなんてわからなくてもいいので、ただただ助けを求めればいいんです。自分にとっては恥ずかしいことかもしれないけれど、助けを求められた相手からすると嬉しいものです。

あなたも友だちから相談に乗って欲しいと言われたら、嬉しい気持ちになると思います。できることならなんでもしようと思うのではないでしょうか。

人に弱みを見せられないという気持ちはよくわかります。僕もそういうタイプなので。そういう人は、自分が弱っているときほど人を頼れなくなります。だけど、自分が弱っているのは、人の優しさを学ぶためかもしれません。

そういうときは話しやすい人からでいいと思います。どう助けて欲しいかわからなくても大丈夫です。ほんの少し勇気は必要かもしれないけど、それに見合ったものは必ず返ってきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?