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惚れてガルーダ ーインドネシア本ー

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インドネシア関連のノンフィクション、小説、エッセイ、紀行文、専門書等を集めたマガジンです。インドネシアに関して勉強している人、インドネシア関係で仕事している、インドネシアに興味が…
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#日本植民地時代

インドネシア本(12)「インドネシアの歴史 (世界の教科書シリーズ)」 イ・ワヤン バドリカ著

インドネシア本(12)「インドネシアの歴史 (世界の教科書シリーズ)」 イ・ワヤン バドリカ著

教科書という割には独立運動以降の現代史に頁が多く割かれていたり、抵抗運動の指導者像の説明が微に入り過ぎていたり等、日本人がインドネシア史の網羅的な知識を得るというより、インドネシアで将来を担っていく子供達が自国の歴史をどう教わっているか、どう伝えられたいかを目的に書かれた書籍。

日本人にとっては、インドネシアで日本植民地時代がどう教えられているかを知るだけでも読む価値はある。

インドネシア本(1)「神鷲(ガルーダ)商人」深田祐介 著

インドネシア本(1)「神鷲(ガルーダ)商人」深田祐介 著

戦後賠償ビジネス利権を背景にインドネシアの政治家達の思惑と日本の商社マン達の劇烈な商戦が絡み合うストーリーで、インドネシア関連のビジネスをする日本人の間でまず名前が上がる小説。

東日貿易(のちの伊藤忠商事)の元社員・桐島正也さんとデヴィ夫人等、実在の人物達がモデルとなっていることもあり、フィクションの名を借りて歴史事実を描いたほぼノンフィクションの小説。当時のビジネスのダイナミックで烈々たる話に

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