読書大好きなアラサー主婦●恩田陸「麦の海に沈む果実」/福井晴敏「亡国のイージス」/貴志…

読書大好きなアラサー主婦●恩田陸「麦の海に沈む果実」/福井晴敏「亡国のイージス」/貴志祐介「新世界より」/小野不由美「魔性の子」●最敬愛は朝香祥「旋風は江を駆ける」●友情、家族愛、師弟愛最高●萌えより燃え●読了ツイはモーメントから●スポーツ観戦好き●絵も時々描く●アイコン自分絵

最近の記事

【飯能】ムーミンバレーパーク訪問記録②

2019年6月某日、埼玉・飯能のムーミンバレーパークに行ってきました! 今年3月にオープンしたばかりで、まだ生の情報の少ないこのテーマパーク。 どんな場所?混雑具合は?お金は幾らぐらい持っていけばいい?――色々と気になっている方も多いのではと思います。 私自身、事前の情報収集にはかなり手間取ったので、この記録で少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。 【アトラクション】海のオーケストラ号10:30に予約したアトラクション・海のオーケストラ号は体感モーフィングシアター。

    • 【飯能】ムーミンバレーパーク訪問記録①

      2019年6月某日、埼玉・飯能のムーミンバレーパークに行ってきました! 今年3月にオープンしたばかりで、まだ生の情報の少ないこのテーマパーク。 どんな場所?混雑具合は?お金は幾らぐらい持っていけばいい?――色々と気になっている方も多いのではと思います。 私自身、事前の情報収集にはかなり手間取ったので、この記録で少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。 私とムーミンまずは、私について簡単な自己紹介を。 オープンして約3ヶ月というこのタイミングが、訪れる時期として早いか遅

      • ものはあるだけで狂っていく【『きみよわすれないで』篠原一】

        私は、強いものが、好きです。 この趣向はありとあらゆる方面に当て嵌まり、小説に関しても例外ではありません。作品名を挙げるなら、前回、前々回と二記事にわたって紹介した『亡国のイージス』のような――登場人物が過剰に熱くて、躍動感に溢れていて、読後も前向きになれるようなものを、私は積極的に取り込んで動力にしたいタイプの人間なのです。 でも、だからと言って弱いものが嫌いかと問われるそんなことはありません。むしろ、時と場合によっては強いもの以上に”そちら”に惹かれてしまう自分がいます

        • 秋の夜長の徹夜本【『亡国のイージス』福井晴敏】後編

          秋の夜長の徹夜本【『亡国のイージス』福井晴敏】前編 に引き続きこちらの記事でも、私の読書人生において分水嶺となった作品についてご紹介していきます。 既に前編をお読みいただいた方は、このままお進みください。 「まだ」という方は、是非ひとつ前の記事へ。お手間だとは分かっています。でも、やっぱり書き手としては、綴る想いが特別であればあるほど最初から読んで欲しいというのが、隠し切れない本音なのです。 だから。 長い秋の夜の、ほんの数分で構いません。 その時間を私にください。

        【飯能】ムーミンバレーパーク訪問記録②

        • 【飯能】ムーミンバレーパーク訪問記録①

        • ものはあるだけで狂っていく【『きみよわすれないで』篠原一】

        • 秋の夜長の徹夜本【『亡国のイージス』福井晴敏】後編

          秋の夜長の徹夜本【『亡国のイージス』福井晴敏】前編

          今回は、私の読書人生において分水嶺となった作品『亡国のイージス』についてご紹介したいと思います。 ******************** 私がこの作品を初めて手に取ったのは、高校一年生の時でした。 16歳。 それまでライトノベルばかり読み漁っていた私が、いわゆる「一般小説」に分類される作品群に手を伸ばし始めた頃、図書館で出会ったのが『亡国のイージス』のハードカバー版。 二段組、約650ページ。文字通りの超大作でした。 本筋には全く関係ありませんが、この『亡国の

          秋の夜長の徹夜本【『亡国のイージス』福井晴敏】前編

          SFが苦手な方へ【『アイの物語』山本弘】

          骨の髄まで文系脳の私は、SFというジャンルを得意とする方が心底羨ましい。 SF。science fiction。 科学が進んだ未来の社会とか宇宙とかを舞台とする、空想的な小説。空想科学小説。 某猫型ロボットにはじまり、空飛ぶ車や何億光年も彼方への宇宙旅行。 そのジャンルについて連想すると、心躍るクールなビジョンが次々に瞼の裏に浮かび、生じる強力な引力によって私は魅力的な空想の世界へと誘われる――… …うん。ここまではまあ、いいんです。 問題はこれ以降。

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          トラベルミステリーだけじゃない【『殺しの双曲線』西村京太郎】

          突然ですが、作家・西村京太郎さんをあなたはご存知ですか? 知らない…という方も、もちろん一定数いらっしゃると思います。 ですが、このnoteを読んでくださっている方のほとんどが読書好きのはず!…と、書き手である私の都合の良いように判断して、次の質問に移らせてもらいますね。 では、あなたは西村京太郎さんの作品を読んだことがありますか? 具体的な根拠はありませんが、Twitterの読書アカウントを1年以上動かし続けている人間の体感から 「西村京太郎の名前は知っている。でも、

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          虚を突かれる読書体験【『恋歌』朝井まかて】

          読書を通して心動かされる瞬間は、なにものにもかえがたい。 私自身、かなり単純な精神構造の持ち主なのでミステリーを読んでは「騙された!」、純愛小説を読んでは「感動した!」としょっちゅうひとりで騒いでは、その度に(これだから読書は止められない…)と悦に入っています。 そんな私が最近気に入っているのが、《虚を突かれる》読書体験。 正直な話、騙したり感動させたり…という本は世の中にいっぱいあると思うんです。 今、この記事に目を通してくださっているあなたも、ぜひご自身の読書遍歴を

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          本は世界とつながっている

          はじめまして。零、と言います。 私は本を読むのが好きです。 子供の頃から、両親に手を引かれて図書館に通うのが日課でした。時期によって読んだり、読めなかったりの波こそありましたが、 私の人生には常にたくさんの物語たちが寄り添ってくれていました。 「一生大切にしたい!」と思える本とかけがえのない出会いを重ねるその一方で、 同じ感動を共有できるような同世代の友人にはなかなか巡り合えないまま…私の時間は流れ去ってっていきました。 読書なんてダサい。本を読んでいるやつは暗い。

          本は世界とつながっている