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【育児】二日連連続の夜泣きで止まない雨はあるんじゃないかと思った




こんにちは。シングルマザーのれいこさんです。




最近、季節の変わり目で札幌もグッと冷える日が出てきました。木々が色付く秋へそろそろ向かう頃。お芋が美味しい時期。安納芋がたまらないですよね。




そんな頃、息子は生まれて何度目かの風邪を引いていました。鼻水が出て、咳をしてる。




「ケホッケホッ」じゃなくて
「ン”ン”、ゲッホ、ゲッホ」と
なんとも苦しそうな咳。




けど薬をもらってもすぐ治るわけじゃないんだよね。すぐ病院へ行って薬をもらって朝夕飲ませるけど何日間かはかかっちゃう。




「薬を飲めばコロッと治る!」って大人の私は思っていたので、たった数日間でも心を痛めてました。




そんな育児1年目を終えて「辛いけどまた頑張ろうね」と思う私と1歳児になってパワーアップした息子の「な"ん”か”寝”れな”あい”!!??!」の一部始終をここに記してくよ。




「辛いけど頑張ろうね」なんて
ふわふわしたもんじゃなかった。
1歳児は確実に大人の階段を登っている。
自我と共に。






風邪、引いちゃったねえ



そもそもなんで風邪を引いたのかと言えば札幌の気温が変化したこともあると思う。



けど私は「風邪を引くと息子が夜泣きをする」とビビり、寒い日は腹巻を巻いたりスリーパーを着させたり、暑い日は半袖にしてみたり、どこの親でもやるであろう体温管理を日々こまめにしていた。




けど9月の頭を少し過ぎたころ。3日間ほど「夏がまたきたの・・?もう9月だよ・・?」なんて日があって、油断した。息子と2人ノースリーブやら半袖やら、窓を開けっぱなしやらで暑さを凌ぐ9月が札幌にあるとは思わなかった。




9月の札幌は涼しい。


28年間生きてきて知っていること。けど30度近くなる日があるもんだから「異常気象やってくれたな・・?」な気分だった。




そこで私は油断した。4日目から寒くなる、の情報を仕入れていたけど「また暑くなるのではないか・・?」と信じられなくなっていた。




もし今夜長袖長ズボンだったら
暑いのではないか?


いつも汗をかいているわけじゃない息子が
汗だくになってしまったら、
それこそ夜中に起きてしまうだろう。




半袖のTシャツに、
お腹は冷えないような
腹巻付きのズボンをはこう。


そしてお腹にタオルケットをかければ
ちょうどいい気がする!!







この判断は間違ってなかったんだ。
お腹は冷やさないように対処した。




息子は他人だし赤ちゃんだし、触ってみることでしか体温を確認できない。本人から「暑いわ」「寒いぜ」の申告はない。その感覚はただ「不快」として泣き声で知らされることになる。




布団なんて蹴飛ばしてしまう息子だから、かけてもかけてもいつの間にかかかってない。そして夜中、ふと起きてあることに気付いてしまう。





「これは肌寒いぞ・・まさか・・!」
窓を少し開けたまま寝てしまっていた。
札幌の夜は風が冷たい。






息子、風邪を引く。




こうして私の不注意により風邪を引いてしまった息子。私も風邪をひいた。締め切ってると暑かったりもするから室内の温度と着るものの調整が難しかった。




クーラーを買えばよかったんだけど、なんとか乗り越えられそうで買わずに過ぎてしまった。





朝起きたら鼻水が見事な直線で下に降りている。キラキラ光って眩しい。「やってしまいましたね・・すまんで・・でも免疫できるんかな・・?」と一度できた免疫に謎の期待をかけ正当化しようとしたけど、それは無理だった。





保育園へ連れて行く。



「風邪引いちゃったんですよね・・熱はないんですけど」と先生に伝えると「最近気温差激しいから他の子もチョロチョロっと鼻水出たり咳してますね〜」と言われて少し安心する。別に何かが変わるわけじゃないんだけど。




夕方、保育園にお迎えに行くと「うーん、昨日寝れなかったのか保育園ついていつもより早く寝ちゃいました。元気なんですけど、ちょっと具合悪いのかもですね。」先生が言う。





そっかそっか、
おうちでゆっくり休もうな・・
今夜起きるかなあ・・
起きるだろうなあ・・




夜に起きられると死活問題。


これは1人で育ててるからってより、2人でも3人でも翌日に仕事やらのやることがあったら同じだと思う。以前までは夜に起きることを想定して生活してたけど、最近はぐっすり寝れるもんだと思ってる。睡眠は本当に大事。




保育園帰りに病院へ連れて行って薬をもらって帰ってきた。




私はこの日、なんだかいろいろ動いていて地味に疲れていた。息子を迎えに行って帰ってきてからはもうぐったりだった。




ちょうどいいことに息子も眠たそうにしてる。風邪で体調が万全じゃないんだから、眠くもなるよね。寝かしつけて、夕方に1時間ほど一緒に寝ることにした。この夕寝が私を勝利に導く。





息子「(・・むくり。)」



夕寝のあとは簡単な晩ご飯を済ませてお風呂に入った。お風呂の最中で眠たいとぐずり出してしまって、頭を洗うのが苦手な息子はご機嫌ななめだった。




さっき寝てもやっぱり体調が悪いのか、
眠たいらしかった。





すぐお風呂から上がり体を拭いて着替えさせる。もちろん温かい格好にした。そしてバランスボールで抱っこして揺れる。眠たかったからすんなり寝てくれた。このすんなりが少し怖かった。




1時間くらいしたらきっと苦しくて起きるよな・・と思い、緊張して寝れずにいた。隣の部屋で息を殺して過ごしてたんだけど、今までの風邪と違って1時間半経っても起きない。おや。君は深い眠りについたのかい。




お風呂で息子がぐずるので、私は髪の毛を洗わずにお風呂から出ていた。なので息子が寝入ったタイミングで洗面所で髪の毛だけ洗うことに。




うるさいだろうからドアをきちんと閉める。でも寝てる時は大丈夫。起きない。






寝てる時は、ね。






私が髪を濡らしてシャンプーで泡立ててた時だった。「今日はなんだか疲労感があるな・・」そんなことを感じながら頭の真ん中からまず洗って、左、右、全体的に・・とシャンプーを広げるはずだった。





声がしたのだ。
まごうことなき、力強い声。


怒りと悲しみに満ち満ちた声が。






「!!??息子泣いとるやんけ!?!?!?!」



リラックスシャンプータイムが一変してそこは「ドキドキ☆怒っちゃやーよシャンプータイム」に早変わり。すでに怒っているから手遅れなんだけど。




もう泡をつけてる私は、最低でも髪を洗い流さなくちゃいけないし、少しは拭かないといけない。でも息子のやかんは沸騰しっぱなし。




鳴り続けるその声にビビりながら頭を流し「髪を濡らすボイラーの音がうるさかったんかな・・」と1人後悔してた。






息子「えびぞり!えびぞり!絶対に戻らないえびぞり!」




私は育児をしていて大事にしていることがある。それは「鉄は熱いうちに打つ」ことである。息子が怒ってる時や悲しんでる時、本当に手が止められない時以外は一度抱き上げるようにしている。




これを大人の時間で「ちょっと待ってね」をやると更に怒るし、もっと泣き叫ぶ。大人の時間からすれば28年分の1分だから「すぐ」なんだけど、息子は1年分の1分だから体感が違うんだよね。




子どもの頃は晩御飯の時間が待ち遠しかった。それくらいゆっくり時間が流れていたのを覚えてる。大人の「すぐ」はすぐじゃなかった。




正直詳しいことはわかんないけど、そんな感じなのかと思って父親がいない分、できる限り抱き抱えるようにしてるつもりだった。抱っこをして欲しがるのも数年のことだしね。





そんな感じでいつも抱っこしてもらってたはずの息子。真っ暗闇でおかんがなんでかいない。




呼んで、呼んで、呼んでるのに、
おかんはいくら経ってもこない。


どうした?!なんでだ?!?!


あ”あああ”””ああああああああ””あああ””





私が髪の毛を拭いて抱き抱えに行った時にはもう息子は「ヒック、ヒック・・」とうまく呼吸ができないくらいに泣いていた。もう彼の情緒はパニック。パニック。パニック。




ママがきたってなんだって、「俺のことを放って置いただろおおお???!!!」の蓄積がある。別に恨んでるとかじゃないだろうけど、一度出した感情の引っ込め方を知らない。なぜなら彼は1歳児だから。




「ここまで泣かせたことあったっけ・・?」って思いながら静かにバランスボールで揺れて寝かしつけようとするんだけど、もう本当にえびぞり!えびぞり!で腕からこぼれ落ちる。儚さや尊さすら感じるくらいに。




けど「抱っこが嫌なの?」とおろしてみると床は床でほっとかれてるみたいで絶対にいやらしくて、更に泣く。でも抱っこしてもえびぞり!えびぞり!で腕からやっぱり落ちる。下ろすと更に泣く。





ここは明けない夜の入り口だった。







作戦A.B.C.D...etc





これは、こんな時は・・!と思ったのは以前夜泣きしたときの作戦。とりあえず飲み物を飲ませて落ち着かせる。「疲れたじゃろ?ほら・・」そうお茶を差し出すも、なんのことか分かってないパニック状態の息子はなかなか飲めない。




何度か口に運ぶとごくごくお茶を飲んだ


「お!ちょっとクールダウンしたか?!」そう思ったのも束の間、ただのタイムだった。ちょっと水分補給したくらいで落ち着くわけではない。では次の手を。





「これはどうだ」


私が差し出したのは息子がいつもがぶ飲みするリンゴジュース。うちではたまにしか飲まない。これを拒否したことはない。流石に一気飲みしたら息子も落ち着くじゃろ・・・?そんな期待をこめて。




けどジュースは全く飲まなかった。もう水分はいらないのだ。次の手だ。では、お菓子を・・とも思ったんだけど、お菓子も口から出してしまった




変わらない息子の
パニック!パニック!パニック!




静かになるのは呼吸を整えるときだけ。それ以外は力いっぱいに泣いている。抱っこするにも、力強い1歳児相手に対等な力を持っていないと無理。次の手、「逆に起きてみる?」なんて電気もつけたけど効果はなかった。




いつもならここで心が折れそうになってもおかしくないんだけど、今回の私は余裕でいられた。




なぜなら夕寝をしていたから。本当によかった。だいぶ体力がチャージされたみたいで、「これもあれもダメか。じゃあ次はこれはどうかな?」と考えられてた。本当睡眠大事。




次の作戦は「よくわからん子守唄を歌う」ことに。



「ねんね、ねんね。大丈夫、息子はねんね。
ママがいるから大丈夫。」




(これ効果あるんか・・?)と思いながらもゆっくり、静かに歌ってると息子の声がピタッと止んだ。私の声は効果があるらしい。びっくり。正直なところ、「ママがいるから大丈夫」ではなく大丈夫だと思いたいのはこちらなのだ。





けど不思議なことに「大丈夫、大丈夫」と言ってるとなんか大丈夫な気がしてきて、息子ももうすぐ寝るなあ、って気持ちになった。




ずっと歌い続けるのはしんどいのでたまにサボろうとしたんだけど絶対に泣く。本当にエンドレスで歌った。




「こりゃまたクエストレベル上がりましたわ・・」なんて考えながら揺れること、どれくらい経ったのだろう。歌っていてもたまに泣いてしまう。それくらい、「ヒック、ヒック」と呼吸が整わない。





彼からしたら私のシャンプータイムは永遠のような時間だったんだろう。





鼻息が静かになってきて、
もう寝付いたな、と思った。

ベッドに置いたその瞬間、
数ヶ月前にはよく見てた光景を
また見れることになった。





息子には背中スイッチがあるのだ。
置かれると泣いてしまう。


忘れていた。
息子にスイッチがあることを・・






振り出しに戻った。



きっと深夜の3時とかだったと思う。また揺れながら歌った。「これ寝かしつける頃には外がちょっと明るくなってるし、保育園の時間には少し寝坊しそうだなあ」と次の日の予定を考えていた。




なんだかんだ夜は一人で戦いをこなしてきた私は、睡眠不足が解消されてれば深夜でも戦えるんだなあと誇らしくもあり、なんとなくちょっと心の黒いもやを感じた。





そうしてどのくらい経ったかわからないけどようやく深い眠りについた息子氏。






本当に怖かったし、咳で苦しいんだから尚更気持ちも不安定だったろうね。もう君が寝た後にすぐに行けなくなるようなことはしないよ・・。






翌日も咳が止まらない




夜泣きしたのは咳で起きてしまったから。それは翌日の保育園でも一緒だったらしい。「お昼寝の時咳をしてて苦しそうでした。でも、鼻水が通るように少し頭を高くしてあげると鼻水が垂れてくのか再眠できましたよ」そう先生が報告をくれた。




この夜も息子は寝れない。けど、先生に言われた通り私も息子の頭を高くして再眠を狙った。けどダメだった。保育園でのスキルはなぜかおうちでは効かない。気持ちが違うのかなあ。




ちなみに1日目は余裕だったけど二日目になると寝ても疲労感がたまってるし、お風呂でぐずるからとりあえず息子に服だけ着せて私も着替えたかったけどめちゃくちゃに泣くからなかなか服を着れなかった。




トイレにも行きたくて、でも先に寝かしつけた方がいいのが分かってて・・と余裕がない二日目は一度息子から離れればいいものの、前日の「ほっといてしまった後悔」がついてきて冷静になれなくなり、服も着ないままトイレにも息子をつれっていった。




なんども起きる息子を、無心で抱きかかえる。昨日より機嫌は悪くないので、すんなり抱っこされてくれるのが救いだった。そのうち寝てくれた。





もしかしたらあるあるなのかしら・・。




私からしたら「ないない」だったので、育児って本当にハプニングばっかりで生きることをまざまざを教えてくれるなあ、と考えさせられた二日間でした。




終わりに



0歳に比べれば手を離れるようになってきた息子。ご飯は自分で手掴みできるし、歩けるし、どーぞ、と物を渡すこともできる。いたずらすることもできる。



そうなるとこちらも少し余裕ができてきていろんなやりたいことの視野を広げることができる。けど、「僕をかまってよ!」の気持ちはきっとしばらく続くんだろうなあ、と。



成長していくけど、「1人でできるよ!」なんて自慢するけど、ほっとかれたくない。いつだって見守っていて欲しい。





私がそんな風に感じるだけかもしれないけれど、彼との距離感を「ちょうどよく」保つのは、いろんな経験をしていくと難しいものなんだな、と感じた出来事でした。



読んでくれてありがとうです!

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