ガゼットからの理解

「the GazettE」というヴィジュアル系バンドのメンバーが逝去されました。

興味・関心のない人には、どうでもいいことではあるのだろうけれど、
そこに関わる人々にとっては、とてつもなく大きな出来事。

私自身は無関心に近い存在とはいえ、
身近なパートナーの最も親しきバンドとなると話は別。

ほろほろと流れ落ちる涙から感じる、
その深い悲しみと絶望感の中から、
自分自身の人生に返し、糧とし、
新たな希望へと変換していく。

今までもずーっとそういう気持ちで歩んではきたが、
どうしても忘れてしまいがち。

残された4人の各メンバーがファン宛に文章を綴り、
そこにはそれぞれの深く尊きメッセージが込められており、
一般人が読んでも強く感動させられる。

それを私なりの理解と解釈において、
裏に隠された闇夜を分析、探索するのではなく、
今ある生命の尊き意味を再確認していきたい。

その前に、私の好きな言葉の意味付けを少し。

「ガゼット」という名前は知っていたし聞いていた。
でも今回、このような現象が起きて、改めて聞いた時、

「ガゼ」=我是

と感じ、更に

「ット」=セット

と思った。

つまり、「我」と「是」が2人1つのセットになって歩む。

「我」は自分自身のことであり、
「是」は端的にいえば道理に適った人生。

世界を変えようとか大きなことを考えるよりも前に、
まずは自らの人生を道理に適うようにしいくこと。
それが何よりも最重要であると再確認させられた。

なんでもないような名前から、日々、自分が意識している大切なこと、
それに繋げ、意味を再考することによって、
人生の刀を研ぎ続け、磨き続けることへと繋がっていく。

ちなみに「ガゼット」の由来を軽く調べると、
「古き良き」というものを大事にしているらしく、
そういったコンセプトも、私が想っていることと同じ。

「がぎぐげご」という言葉も好きらしいが、
普通は汚い言葉に使われるので好きな人は少ない。

でも、言葉にもともと良い悪いなどないし、
そうやって悪いと思われる言葉が存在するから、
良いと言われる言葉が際立つ。

どんな存在にも意味はあるし、
どんな生き方だったとしても価値はある。

周りからの評価や視線が気になるとはいえ、
それに縛られることなく、
自らの生命を自らの意思で尊び、崇めることで、
今まで以上の輝きを放つことができる。

ここ最近、「死」を身近に感じることが多く起こる中で、
こう言った神様からのメッセージを無駄にせず、
理解に努め、日々、精進していく次第である。

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