はじめに「神ありき」

CPILOTを利用すると、

「神道の根本的な思想を表す言葉」

と出てきます。

そして、英語で、"In the beginning, 'There is God’.”と聞くと、
今度は、The title of this blog, 'In the beginning, there is God', is a phrase that expresses the core of Christian faith.
として、Shintoism → Christianityに変わっています。

つまり、いずれの宗教や信条にしろ、まず「神ありき」なんです。

その「神」の定義が異なり、
また人間の要らぬ意図が交じるせいで、
現代はおかしなことになっています。

本来は、宗教の組織や団体等は必要なく、
誰もが自然と神と共にあり、無我の境地で、
渾然一体となって人生を歩んでいたはずなんです。

神道では、万物には神が宿っていると考えています。

つまり、自然や人間、動植物、さらには道具や建物などにも神が存在すると考えます。
神は私たちの生活を豊かにし、守ってくれる存在。
しかし、神は人間の思い通りになるものではありません。

子供が親にいくら駄々をこねても、なんでも買ってもらえるわけではありません。
神は全知全能であり、時には恵みを与え、時には試練を与えます。
だからこそ、私たちは神に感謝し、敬い、信頼することが大切です。

それが神道の基本的な姿勢です。

神道はとても柔軟性に富んでいて、
仏教や儒教などの外来の宗教とも交流し、影響を受けました。
神仏習合や神儒思想などの例があります。

また、数えきれないほど多くの神が存在し、
神道では、神の数を「八百万(やおよろず)の神」と表現します。

八百万というのは、文字通りではなく、無数という意味です。
要は、神は限りなく増えると捉えています。
その無数の神も、分けると以下の3つの種類に分類できます。

- 自然神:自然の中に宿る神。山神や水神、雷神や風神などがあります。
- 人格神:人間の姿や性格を持つ神。天照大神や素戔嗚尊、大国主命などがあります。
- 氏神:人間の社会や生活に関わる神。氏族や地域の守り神、産業や技術の神、病気や災害の神などがあります。

神道の神は、固定されたものではありません。

神は、時代や状況に応じて変化したり、複数の神が合体したり、分裂したりします。
また、神は他の宗教の神とも同一視されたり、相互に影響を与えたりします。
神道の神は、自由で多様で、人間と密接に関わっているのです。

本来ならば、世界のどの宗教とも融合する力を有しており、

「全宗合致」

の可能性があるとも感じています。

インドの生みの父である有名なガンジーには

「7つの社会的大罪」

という名言があります。

あれを、端的に我流に変化させるならば、

「神なき行動(思想)」

は全て、大いなる罪であると思っております。

神がいることが証明できないと同様に、
いないことの証明もできません。

歴史を見渡しても、神という概念を持った人々が、
多くの功績を残してきたこともわかります。

「神抜きで」物事を語ることは難しく、
「宗教っぽくて嫌だ」とか、そんなこと言ってる場合じゃありません。

この「神ありき」無くして、
何事もうまくいかないことを信じ、証明し、
新たなる世界を創造していく、
特定の人だけではなく、全人類と共に。

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