T社を辞めました

・懺悔の告白 

誤解を与えて、すいません。 
タイトルは半分ウソで、半分ホントです。
社員でなく、派遣なので… 

約半年、長い間?短い間?お世話になりました。 本当にいろんなことに気付かせていただいて、 今までにはない体験を沢山させていただきました。 

1つここで謝罪をさせていただくとするならば、 「税金」によってほぼ存続している企業、 つまり、給与が国民の血税から成り立っているともいえ、 そんな給与をもらいながらも、 何一つ貢献ができなかったことが唯一の心残りでございます。

今の状況を考えると、致し方ないという言い訳になってしまいますが、 もっと早く辞める決断をすることはできたはずなのに、 「甘い汁」を吸い続けてしまった事実は否めません。 「給与泥棒」にはなりたくないと、 自ら率先して「コンサルタント」のようなこともしましたが、 所詮、派遣の分際では何事も受け入れられることはなく、 粛々と窓際族として「飼い殺し」された次第でございます。

しかし、この貴重な経験を無駄にすることなく、 国民の血税を食い物にした自らの恥を反省し、 今後の人生に命を懸けて、社会貢献に取り組む次第でございます。 

・辞める前日 

「〇〇さん、明日あれですよね?」 
「・・・はい...」 
そんなに言いにくいんかい! 

辞める人に対して「あれ」って言葉使うの、どういう意図なんだろ? そんなに「辞める」ってことを言いにくいのかな? 

と、辞める時まで、いろいろと不思議なことだらけの会社でしたが、 波動が合わず、薄暗い環境、不愛想で目も合わせない人も多く、 挨拶すらしない人々がいる環境から解放されることは、心底すっきりとした気分。 

・静かなる退出

「T社は人を大事にする」 自慢げに語っていた方がいました。 確かに、長年勤めた方には華やかな引退セレモニーが開かれ、 花束や贈呈品が用意されています。 

私のような1年未満の短期者はおさらば、 バイバイ(@^^)/~~~ 笑 

「おつかれさま」と言われても、 「お世話になりました」と社交辞令しか言えず、 心にもないことを言わずに済みました。 

・仲間 

大概のアニメや漫画に共通していること、 それは「仲間を大切にする」ということ。 基本的に社員との交流は皆無で、 ほとんどプライベートな話などはしなかったのですが、 同じ派遣仲間には恵まれました。 

私含む4名の最後のランチ会。 事前に予約を入れていてくれ、 非常に豪華なランチを御馳走してくれました。



「この3名と出会えたことが唯一の救い」

そう思えるぐらい、本当に優しい方々でした。 心許りの品!?として、 「松坂屋」の封筒に入った「金一封」まで用意されていて、 涙が出るくらい嬉しかったです。 (1人1人のメッセージ入り) 

「懐石御膳の煮物のカボチャがすっぱい!?」

といったちょっとしたハプニングも笑いの種となり、 お店の心遣いでお詫びのアイスまでごちそうになり、 本当に思い出になるひと時となりました。 

・危惧 

話変わって、世間話をちょっとすると、 今後、間違いなく上がる「電気料金」。

個人も企業も本当にしんどくなるような予感がしていて、 とても危機感を抱いています。 本当は辞めていく私よりも、政府や東電関係者、 電力関連に携わるすべての人には本気で「危機意識」を持ってもらいたいのですが、 己の確固たるポジションが失われない安心感というのは怖いもので、 他への配慮や思いやりに欠ける精神を養ってしまいます。

「危機感はある」と反論を食いそうですが、 でも、「人件費削減しますか?」と返せば、 誰もそれ以上、口出しはできないのだと思います。

「既得権益」 

以前から多くの人が口にしていて、 これに異を唱える人などいないと思われますが、 それでも未だに存続し、この牙城を崩せないでいます。

公務員含め、絶対に首にされない、解雇されない、 給与がそれなりに高い「天職」は、 天邪鬼となり、多くの人々の心を蝕む結果を生み出しています。

「生活・給与の確保」というのは誰もが譲れない、 絶対的な優先順位の高さではありますが、 己の保身のみで他を重んずる心が無ければ、 

一言、「むなしい」

に尽きると私は思っています。 

T社批判のようになってしまっているのは、 申し訳ないところではございますが、 無駄を排し、効率的な仕事をすれば、 いくらでも「節約」はできます。 (それを告白し伝えましたが受け入れてもらえず)

「電気の節約」を国民に訴える前に、 東電自らの行いを悔い改め、節約に努めることこそ、 「公」に近い民間企業の務めであると思います。 

完全に「民間会社」と割り切れる企業ではないこと、 すでに国の大量の税金が投入されている自覚をもって、 本来あるべき姿へと復活していただきたく、 強い願いをこめて、書き留めるに至った次第でございます。

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