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カニカマを乗せたいなりは寿司なのか、それとも鮨なのか。
世の中には『使う瞬間以外は思い出さないけれど、いざ使うとなると絶妙にどちらかわからなくなる』そんな表現が幾つか存在します。
“寿司と鮨”
この2つの表現も絶妙に使い分けが分からない。
そんな方もいる事でしょう。両者の違い、それは
鮨=魚のネタが乗っている
寿司=魚のネタ以外が乗っている
でして。要はえんがわは鮨、かっぱ巻きは寿司。そんなところです。しかし、ここでふと疑問が湧いたのです。
“カニカマを乗せたいなり”を作ったアタクシは果たして寿司と鮨のどちらを作ったのだろうか。
というものです。
カニカマとは、高級なカニを食べたい気持ちを安価に消化する。そんな模倣芸術と言うべき食品でして。今の時代ぽく言い換えると代替食品ってやつです。
そんなカニカマを乗せたいなり。いなりを作った時点では寿司、でしょう。カニカマはカニではないのですから。
しかし、原材料をよく見ると白身魚のスケトウダラ、が使われているんです。
この事実を知った上でカニカマのいなりを「寿司」と表現することは、スケトウダラに対する冒涜とも言えるでしょう。
けれど、仮にこの存在を「鮨」と呼ぶことはむしろ他の正々堂々と刺身一本勝負で挑む鮨達に失礼な気もします。
うーむ。
と、ここまで考えて。これはカニカマいなりに限った話ではない。と急に総合的にSUSHI界に対する不安が湧き上がってきたのです。
カリフォルニアロールのとびっこは、カリフォルニアロールを寿司から鮨に変化させうる存在ではないだろうか。
もしツナの握りがあったとしたら。
ツナ自体は加工品故に「寿司」に相当しそうなものだが、紛れもなくマグロが使われているという事実。
もう疑問が疑問を呼び、私はSUSHI沼にハマって抜け出せなくなってしまったのです。醤油とわさびの沼に浸かり込んだ漬けマグロ的な何かになりそうです。
これは間違いなく良いネタ、になりそうです。
イッポン!!!!
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食べても美味しいし最高ですな。
来世はきっと寿司職人
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