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凪良ゆう先生のサイン会へ行った話

今日は佐賀之書店グランドオープンということで、オープンイベントへ行ってきた。午前中の今村翔吾先生のトークショーとサイン会に関しては、家のこともしなければならないということで、なくなく諦めたのだけれど、午後からの凪良ゆう先生と今村先生、そして佐賀之書店の店長本間悠さんの鼎談(こちらは抽選に外れたので立ち見)とサイン会へ行ってきた。

鼎談は非常に興味深く、そして面白いお話が聞け、自分が書くということに繋げられそうな気がして、今やる気に満ちている。面白かったのは、お二人が対照的であるな、というところ。

今村先生はプロット無し、凪良先生は緻密にプロットを練るタイプらしく、なんとプロットで5万字書いたことがあるらしい……。だからあんなに繊細な物語が緻密に描かれるのかと納得。私は今年の公募に出すまでプロット無しで書くタイプだったので、毎回ではないにしろ5万字のプロットを書かれるというお話はかなりの衝撃を受けた。

プロットに数か月かけることもあるとのことで、やはり骨子をしっかりさせるというのは必要なことなのかなと思いつつ、結局のところどこまでするかはその人によるというところが大きいんだなというのが、今回得た気付きである。

サイン会では少しお話する時間があったので、来てくださってありがとうございますと伝えた後に、「来年は小説現代長編新人賞の最終に残って、読んでいただけるように頑張ります」と宣言してきた。隣にいらっしゃった方はおそらくなんだけれど、小説現代の編集長さんだったのではないかと……。あとから気づいて、私結構大胆に宣言したなあという気持ちに。

正直、頭が真っ白で何か言わなきゃっと思ったら口からその言葉が出ていたので自分でもびっくりしたのだけれど、有言実行したいなと思う。そのためには書かなければ。

佐賀之書店という場所が出来て、私はこういう機会を得たわけだからどんどん通って佐賀之書店という場所が続くように常連になろうと思う。サイン会当選して良かった。

サイン会終了後、急いでイベント会場からバスセンターへ向かいバスに乗って帰宅。あの時間は夢だったのでは無かろうかと思うけれど、私の手元には確かに凪良ゆう先生のサインが入った「星を編む」がある。

私は今日、頑張る気持ちを貰ったのだ。


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苑田澪
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