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【教育論】好奇心の奴隷にさせろ。

ーータンポポはライオンに似ているという話は聞いたことがあるかもしれません。ダンデ「ライオン」といっているくらいですから。しかし、多くの人がタンポポのあの花の形が、ライオンの立て髪に似ているからだと思っているはずです。



人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「教師の1番の仕事は学習者に好奇心を抱かせること」というテーマで話していきます。


◆好奇心の奴隷にさせろ


普段は創作に関する記事を投稿していますが、実は僕は教育学部生で近々教育実習があるので、最近は教育に関する記事を書いています。

そんなこんなで僕が教育で1番大切だと思うことについて語ろうと思います。

結論からいえば、「学習者に好奇心を抱かせること」です。


大人になってから特に気づくことですが、自分の興味を持ったことに対するモチベーションってハンパないじゃないですか!

興味を持ち、主体的に学ぶ姿勢になることが、学習する上で最も大切だと思うんです。

そのためだったら、時間もかけるし少しの出費も厭わないのではないでしょうか?必要ならば誰かに訊くこともあるでしょう。

好奇心の奴隷になることで、人はいくらでも力を尽くすのです。



◆授業のツカミ



以前、僕は教育法の授業の中で、模擬授業をしました。4人でグループになって、50分の授業をするというもの。

その中で、授業の冒頭にあんまり本編とは関係のない話をしました。といっても、僕じゃなくて友達ですが。

タンポポが題材の説明文だったので、タンポポに関する豆知識を披露したのです。


ちなみに僕の友達が語ったのは、英語名「dandelion」にまつわること。タンポポはライオンに似ているという話は聞いたことがあるかもしれません。ダンデ「ライオン」といっているくらいですから。

しかし、多くの人がタンポポのあの花の形が、ライオンの立て髪に似ているからだと思っているはずです。実際僕もそうでした。

実際な違います。「ダンデ」は「歯」を意味するのです。つまり、ダンデライオンは「ライオンの歯」という意味。どこが「歯」なのかというと、タンポポの葉。ギザギザした見た目がライオンの歯に似ているから、ダンデライオンと名付けられたのです。



、、、という掴みを、彼は果たしました。学習者役である他のみんなは全員顔を上げて彼に注目していました。前のめりになって彼の話を聴いていたのです。

その後の展開はさておき、僕はこれが授業の始め方としてふさわしいと考えます。



◆教師の1番の仕事


前のめりになることが何よりも大事ではないでしょうか?「興味を持つこと」「好奇心を抱くこと」「好きになること」とも言い換えられます。

好きになれば、楽しいと思えれば、学び取ろうというモチベーションが高まります。だから、授業の冒頭、ツカミをちゃんと設計することが求められるわけです。


ちなみに、僕らのタンポポのくだり、教授からしたらあんまり好ましい評価はくだらなくて、「興味を惹くことは必要であるけれど、その豆知識を展開する意味がその授業においてあったのか疑問である」みたいなことを言われました。

僕から言わせれば、「その授業において意味がなくても興味を惹ければいい」のです。「興味を惹けない意味のあることをして、授業そのものが意味のないものになるよりはいい」と思うのです。

好奇心を抱かれせば、あとは勝手に生徒たちは勉強します。主体的に学ぼうとします。ならば、教師の1番の仕事は、「好奇心を抱かせること」なのでないでしょうか。



最後まで読んでくださりありがとうございました。

20220827 横山黎




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