見出し画像

僕が今ぼんやり考えている「新・桃太郎」


【#147】20211124

人生は物語。
どうも横山黎です。

作家を目指す大学生が思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。

今回は、「僕が今ぼんやり考えている『新・桃太郎』」というテーマで話していこうと思います。




☆僕が今ぼんやり考えていること


僕は今、新しい『桃太郎』をnoteで共同制作していこう!という企画を進行しています。100年近く物語に変化のない『桃太郎』だけど、今求められている物語はもっと別のものじゃね?という疑問から始まった企画です。僕が記事を通して投げる疑問や質問に対して、コメント欄に意見を残していってくださればなと思っています。



今回は、冒頭申しました通り、僕が今ぼんやり考えている新しい桃太郎の構想について語っていこうと思います。


とりあえず、最低限、自分が納得したものをつくることには妥協せずにいこうと思います。やるからに良いものをつくりたいですし、何なら「note創作大賞2022」にも提出してあわよくば結果を出そうと考えているので、せめて自分が納得したものを出すことが大前提で創作していこうと考えています。だから、よく知られている『桃太郎』のおかしなところや不思議なところも一個ずつ潰していって、理由付けしていって、全部に納得のいった物語に仕上げたいなあって考えています。


とはいえ、僕一人の力じゃ限界があるので、みなさんの意見を聞かせてください!


僕が新しい桃太郎に求める一大テーマは「共生」です。共に生きること。主人公の桃太郎は確かにヒーローとして描かれているけど、見方を変えれば侵略者にも見えるわけで……。これは戦争期に軍事利用された名残なのかもしれません。

詳しくはこちらを↓



今の時代、もっといえばこれからの時代、求められるヒーロー像とは強く優しい人間ではないでしょうか。過ちを犯してしまった者を断罪することなく許容し、相容れない価値観を持つ相手を拒まず理解しようとする心の持ち主が、新しいヒーローにふさわしいのではないでしょうか。



これらのことを踏まえて、僕が今ぼんやり考えていることについて読んでいってください。

(1)「共生」がテーマだから、桃太郎と鬼は共に生きる道を選んでほしい。鬼が悪さをしたことが理由で鬼退治に出かけるという展開はあってもいいけど、桃太郎が鬼をなぎ倒してそのまま放置で、宝だけ持ち帰るみたいな従来の終わり方はしたくありません。鬼退治はしてもいいけど、鬼と共に生きる未来を描きたいですね。



(2)桃太郎と鬼姫(仮)が結ばれて、その子どもたちが一緒に遊んでいるラストシーンで終われたらきれいだなあって思っています。

古事記ではイザナギが桃を投げて、黄泉軍を退治しました。やっぱり昔から「桃」「桃太郎」には「悪を成敗する」という要素が組み込まれているんですよね。そこに一石を投じたいので、ラストシーン、桃太郎と鬼姫の子どもたちが桃を投げてキャッチボールしているのを描きたいですね。「桃を投げる」という古事記の描写を取り込みつつ、新しい意味付けをすることができるので個人的には良いアイデアだなあと思っています。

子どもたちに「共生」というテーマを背負わせることで、これからの未来へのメッセージにもなります。テーマのことを考えても、打ってつけの終わり方ではないでしょうか。




(3)鬼ヶ島を鬼ヶ島で終わらせたくないんですよね。これまでの『桃太郎』では、鬼や鬼ヶ島に関してマイナスのイメージを植え付けられたまま、僕らは物語を読み終えますよね。それは避けたいです。鬼に関しては、(2)で述べた通り、桃太郎との子どもたちの描写を入れることで、鬼への愛着が湧くと思います。

で、鬼ヶ島なんですが、ここも最後は良い感じに、Happyな感じにしたいんです。あんまりはっきりとしたことはいえないんですが、鬼ヶ島で人間と鬼が共生していくことにすればどうかなって思っています。人間の知恵が、鬼ヶ島を生まれ変わらせ、そこで鬼と人間が共生していく物語にしたら綺麗だなあって思います。

そして!鬼ヶ島を「桃源郷」と表現したいんです。なにせ『桃太郎』ですから、適度に適切になるべく「桃」を絡めていきますよ!



☆まだまだ課題はある。


今回は、僕が今ぼんやり考えている新しい桃太郎のアイデアについて共有させていただきました。しかし、まだまだ課題はあります。


そもそも、桃から生まれる主人公が男でいいのか、とか、鬼の正体を何にするのか、とか、仲間たち(イヌ・サル・キジ)の存在意義や象徴性とか、考えるべきことは山ほどあります。

実は桃源郷にもいろいろ曰くがあるようで……それについても今後記事にしていきます。



いろんな文献を読んで、いろんな『桃太郎』を読んで、刺激をもらって、アイデアを掘り出していこうと思います!


「共生」をテーマに、『桃太郎』を一緒に作り直してみませんか?


興味を持たれた方は、是非、下のマガジンを覗いみてください。


最後まで読んで下さりありがとうございました。
横山黎でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?