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YouTubeに全力だった一年前の僕。
【#153】20211130
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家を目指す大学生が思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。
今日は11月30日。
毎月30日は僕の過去のことをつらつらと書いていますので、今月も綴っていこうと思います。
今回は「YouTubeに全力だったあの頃」というテーマで話していこうと思います。すっごく個人的な話ですので、ご容赦ください。
☆YouTubeに捧げた140日。
今の僕が一番重きを置いている場所はnoteなんですが、一年前の僕はYouTubeに全力でした。
高校時代から友達とぼんやり「YouTubeやりたいねえ」と話していました。そう話していたのは、僕含めて五人。パズルとかクイズとかボードゲームとかが好きだったし、みんな教育に興味を持っていたから、「企画系」と「授業系」を両立してやっていこうと考えていました。
そんな夢を未来に放り投げて、僕たちは受験生として勉強に励みました。そのさなかにも、ちょこちょこ会って話して、夢を膨らませていたんですが、結果は散々。五人それぞれ、物理的にばらばらになってしまいました。
でも、僕の情熱は消えていなかったし、僕の親友もやる気でした。受験失敗したことを告げたサイゼで、親友と何時間も話しました。ドリンクバーをお供に、これからのことをたくさん話しました。
大学生活はコロナによって窮屈なスタートを切りました。オンラインで話したりはしていたけど、やっぱりどこか不安定な感じがして、違和感があったんです。
「とりあえず、僕一人でやりたい」
僕はそう言いました。とりあえずやってみることに価値があるし、やってみないと分からないことがあるし、情熱が絶えぬうちに走り始めたい――そう思って、僕は一人で走り出しました。
部屋の壁に、ホワイトボードシートを貼って、ドンキで三脚を買って、そこにスマホをはめて、動画を回しました。
ホワイトボードにメモを書いて、あとはひたすら僕がしゃべります。「授業系」の動画を作り続けました。きっとピンと来た方がいらっしゃったかもしれませんが、「中田敦彦のYouTube大学」のもろパクリです(笑)
学校の授業よりも面白い授業を追求してみたくて「授業系」の動画を作ろうとなったんですが、中田さんがYouTubeを始めて、それが最高に面白くて、エンタメと教育の融合が実現されていて、叶わないなあって思いました。
それもあって、スタイルは変わらないけど、やることを変えようと思ったんですね。その頃の中田さんは学校の授業で扱うことを面白く伝えていました。日本史や世界史、文学作品を軽妙な語り口で熱弁していました。
そこで僕は、「エンタメから学ぶ」をコンセプトにしようと考え、エンタメ作品を学びに繋げる動画を作りつづけました。
中でも多かったのが、「歌詞考察」
Jpopの歌詞を読み解いて、そこからどんなことが分かるのか、どんなことが学べるか、ひたすらしゃべるという動画です。
学校の勉強に通じることもあって、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。
レキシさんの『狩りから稲作へ』って知っています?
あれって、日本史の冒頭に出てくるエッセンスがたくさん詰まっているんですよね。それについて丁寧に解説したりとか、『夜に駆ける』『香水』『感電』『ドライフラワー』などなど、流行りの曲を独自の解釈で語ったりしました。
でも、僕は四カ月でやめました。
理由はいくつかあります。
単純に「疲れちゃったから」でもありますし、「一緒にやろうとしていた友達への信頼がなくなっちゃったから」でもありますし、「僕が輝けるのはやっぱり小説だよなって思ったから」でもあります。
企画、撮影、編集を全部自分でやっていました。動画によってまちまちですが、トータル6時間くらいかけていたんじゃないかな。
今思えば、大した時間ではないような気がしますが、毎日新しいものを生み続けることは精神的にも負担になります。毎日更新するんだ!と決めたからには妥協したくありません。そういうところは頑固だから、僕がYouTubeをやめるその日までやめませんでした。
多分、体力的、精神的負担は大きな要因ではなくて、他の二つの理由が大きかったかのように思えます。
一緒にやるはずだった友達に対して違和感が積もりに積もっていたし、僕の小説を「炭酸水」と表現してくれた子は「小説の方が向いているよ」と言ってくれたし、自分でも小説を書きたい欲が大きくなっていったし、そういうこと全部含めて、僕はYouTubeを無理やりやめました。
☆やりたいことには夢中になれる
最後の動画は僕の自己紹介。それまで一度もしてこなかったから最後にやろうと思ったんです。そこで、これまでのことと、これからの展望を正直に話して、最後の動画を未来への伏線にしようって決めたんです。
自分の人生を振り返って、ホワイトボードに年表を書いて、ちゃんとスーツを着て、一時間半くらいしゃべりました。その後、多分15時間くらい編集に費やしましたが、そのときはなんだか楽しかったのを覚えています。
これは最後の動画だけど、新しい一歩を踏むんだ!という前向きな意識でいたから、夢中になれたんだと思います。パソコンが調子悪くなって、電源が落ちて前に保存したところまで戻されることが何度もあったんですが、それで心折れることなく、僕は画面と向き合い続けました。
やりたいことには夢中になれる。
僕の本当の姿を知れた気がしました。
YouTubeで駆け抜けた140日が無駄になったとは思わないし、後悔もしていません。その経験の上に、今の僕は立っているんです。
実は今も、YouTubeはやっています。Noteを始めるタイミングで新しく始めたんです。Noteで書いた記事をしゃべって録音したものを編集ほぼなしで垂れ流しています(笑)
動画編集を任される機会があって、そのとき、YouTubeやっていてよかったなあって思いましたし、他にも学んだことは多くあります。
先ほども言った通り、「やりたいことに夢中になれる」自分を知ることができました。
今は、新しい『桃太郎』をnoteで共同制作しよう!という企画にチャレンジしています。とりあえず時間と体力にゆとりのあるうちは、いろんな挑戦をしてみようと思っています。
ちなみに、信頼をなくした親友ですが、どうやら就職先で内定をもらったそうです。共通の親友から聞きました。彼も頑張ってる。人生を切り開いていってる。
自分も頑張らなきゃ、そう思いました。
そしていつか、
お互い生まれ変わって、
何事もなかったかのようにお酒を吞みたいなあ、
なんてことを夢想しています。
ということで、今月も超個人的な僕の過去のことを記事にしてみました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
横山黎でした。
※ちなみに僕らの弱小YouTubeチャンネルはこちら↓↓↓
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