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【詩】『運命』


外れ籤を引いたみたい
選びたくはなかった未来
転がるように 生きていたら
そばで奇跡の音がした


子どものように汚れなき笑顔
大人のように優しく抱いてくれる
君がいた


地球はいつも廻っているから
今あなたが一人悲しんでいても
運命はいつも廻っていくから
きっといつかはどこかで出会える
大当たり そう思える 大切な人に
耳を澄ませば 鐘の音




お互いに運命の人と
信じ合えるくらい気が合う
でも何故か時間が経てば
すれ違う数も増える


気付いたことで傷つけてしまったり
気遣うことで傷つけてしまったり
厄介だ


結局は他人 信じ合えない 通じ合えない
諦めるのは簡単さ
運命の人と信じたならば
運命の人にする努力をしよう
これからの人生の苦楽を共にする
心からそう思える人ならば


地球はいつも廻っているから
今あなたが一人悲しんでいても
運命はいつも廻っていくから
きっといつかはどこかで出会える
大当たり そう思える大切なものに
何でもない かけがえのない
代わり映えしない
毎日に特別な魔法をかける
愛ってものに


――――――――――


世の中には、どうしようもないものがある。どうしても上手くいかないことはあるし、どうしてもすれちがうこともある。運命のいたずらって言葉があるように、人間の力ではどうにもならないことがある。


でも、それがいつまでも変わらないわけじゃない。地球は絶えず廻っていくし、時代は巡っていく。もし、不幸な目に遭った今日があっても、明日はきっと幸ある日になる。


だから、僕らがするべき努力はただ一つ。


信じ続けること。


明日はきっと良い日になると、愛する人といつまでも生きていけると、信じ続けること。信じることをやめなければ、幸せが生まれるまで気持ちがくじけることはない。ちょっとくらい失敗や不幸に見舞われても、乗り越えていける。


おみくじで見かけるガラガラを詩にできないかなと思い、綴ったものです。ちなみにあれの正式名称は、新井式回転抽選器っていうらしいですよ。


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